パンダのペア「金喜」と「茱萸」が今月29日にスペインへ

人民網日本語版 2024年04月25日16:31

中国野生動物保護協会とスペインのマドリード動物園が結んでいるジャイアントパンダ国際保護協力研究協定に基づいて、パンダの「金喜(ジンシ―)」と「茱萸(ジューユー)」が今月29日に同動物園に渡り、新たな生活を始めることになっている。貸与期間は10年。両国のパンダを架け橋とした友情は40年以上も続いている。オスの「金喜」は2020年9月1日に、メスの「茱萸」は2020年10月25日に生まれた。

中国とスペインは現在、輸送前の各種準備を秩序に基づいて進めており、パンダ2頭を健康な状態で無事にマドリード同動物園に送り届け、新たな環境に順調に順応できるようサポートすべく、全力を尽くしている。

中国とスペインのパンダを架け橋とした友情は、1978年に当時のスペインのフアン・カルロス国王とソフィア王妃が中国を公式訪問し、中国がスペインにパンダの「紹紹(シャオシャオ)」と「強強(チャンチャン)」を贈呈した時から始まった。1982年、「紹紹」は「竹琳(ジューリン)」を産み、欧州で一世を風靡した。2007年6月、カルロス国王が再び中国を訪問し、両国はジャイアントパンダ保護研究国際協力プロジェクト協定に調印。パンダの「氷星(ビンシン)」と「花嘴巴(ホワズイバ)」がマドリード動物園で暮らすようになった。それから17年の間、パンダ6頭の繁殖に成功し、スペインは欧州において最も多くの繁殖の成果を挙げた国となった。そして、両国はジャイアントパンダ保護・繁殖、疾病予防といった多くの技術をアップデートしてきた。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年4月25日

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