大型の台風11号(中国名:海葵)は8日午前3時20分(日本時間同4時20分)ごろ、浙江省象山県鶴浦鎮に上陸した。同日昼間に浙江省を横断し、夜には安徽省に入り、長江デルタ地域は暴風雨に見舞われた。同台風を取り巻く螺旋状の雨雲は上海を襲い、高速リニア鉄道は運休を余儀なくされた。浙江省で同台風の被害に遭った住民は403万人に達し、同省安吉県では、1千人以上の観光客が飲料水にも事欠き、雨水でしのいだという。幸いにも、死傷者はいまのところ確認されていない。[全文へ]
中国中央気象台は5日午後6時、台風11号「ハイクイ」が東中国海(日本名・東シナ海)の東側の海上に到達し、蘇州や浙江省、上海などの地域に影響が出始めるとして、台風警報としては警戒度が最も低い「青色警報」を発令した。台風9号の「サオラー」と10号の「ダムレイ」の勢力もまだ残っており、同気象台は、6日夜から7日の日中にかけて、四川省や雲南省、広西チワン族自治区、広東省などの一部の地域で、大雨になる恐れがあるとしている。[全文へ]
台風11号(中国名:海葵)が浙江省沿海部に近づいている。上海市委員会と市政府のトップは、台風襲来を極めて重視、各種台風予防対策を万全にするよう特別指示を出した。6日に開かれた市政府常務会議では、全市規模で台風対策の総合配置・調整が行われた。市水害防止指揮部も台風11号対策緊急会議を開き、対応策を協議した。同指揮部は住民の一時避難に関する業務をスタート、20万人以上を7日午後9時までに安全な場所に避難させるよう、現場担当部門に指示を出した。[全文へ]
台風11号(中国名:海葵)が現在、中国沿岸部に接近している。中国中央気象台は7日18時に最高級の「台風紅色警報」を出し、同時に「豪雨黄色警報」を出した。台風11号の中心は7日17時、浙江省象山県の南東約230キロの海上(東中国海)に位置し、中心付近の最大風速は15級(48秒/秒)、中心の最低気圧は945ヘクトパスカルとなった。台風11号は時速15キロで北西に向かい移動し、強い勢力を保ったまま浙江省舟山市から玉環県の沿岸部に接近し、7日深夜から8日未明にかけて沿岸部に上陸すると見られる。[全文へ]
台風11号の影響を受けて7日昼から浙江省寧波市象山県石浦鎮では強風と豪雨にみまわれ、10級以上の強風で街路樹が根こそぎにされるなど大きな被害が出た。[全文へ]