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天宮2号は「天宮1号」をベースに開発された宇宙船で、中国で最も忙しい宇宙実験室になる見通しだ。計画中の実験は過去最多の14件に達し、微小重力基礎物理、宇宙材料科学、宇宙生命科学といった多分野に跨る。うち2件は30日間にわたって滞在する宇宙飛行士が直接参加し、1件は国際協力プロジェクト。これらのプロジェクトの多くが、世界最先端の試みとなる。

「天宮2号」でレタス栽培 中国人初の「宇宙農家」が誕生

宇宙飛行士の景海鵬氏は宇宙実験室「天宮2号」で11日、宇宙の植物(レタス)栽培状況を紹介した。「私たちは宇宙農家のようなもので、毎日10分以上をかけレタスの手入れをする」と話した。

「天宮2号」のこれまでの歩み

宇宙実験室「天宮2号」、3大任務を実施へ

  • 任務1:宇宙飛行士の中期駐留

      天宮2号の打ち上げ後、有人宇宙船「神舟11号」が宇宙飛行士を乗せて、天宮2号とドッキングする。宇宙飛行士はその後、天宮2号に入り一連の科学実験を開始する。

    任務2:貨物船のドッキング、推進剤補給などの技術の検証

    「天宮2号」を打ち上げた後、2017年に無人補給船「天舟1号」を打ち上げ、前者に物資を補給する予定のため、その前にドッキングの技術を検証すべきだ。

    任務3:宇宙科学実験の展開能力の強化

    天宮2号は地球科学観測・応用、宇宙科学実験・探査、応用新技術などの分野の、14件の選び抜かれた任務が計画されている。中国の宇宙事業の歴史上、最も忙しい宇宙実験室と言えるだろう。
  • 具体的にはどんな科学実験を実施?