北京時間9月15日午後10時4分、宇宙実験室「天宮2号」を搭載した長征2号FT2キャリア・ロケットが中国の酒泉衛星発射センターから打ち上げられた。約575秒後に天宮2号は分離に成功し、予定した軌道に入り、打ち上げが無事成功した。
天宮2号はドッキング目標機の「天宮1号」の予備機をベースとし改造された。その全長は10.4メートル、最大直径3.35メートル、ソーラーパネルの幅は約18.4メートル、重さ8.6トンで、実験モジュールと資源モジュールからなり、軌道寿命は2年以上に設計されており、有人宇宙船や貨物宇宙船とのドッキング、宇宙科学実験と技術試験の実施、宇宙ステーションの検討と運営に関する重要技術の検証を行なう。
天宮2号は宇宙での負荷実験を行なうとともに、神舟11号の打ち上げ前にランデブーとドッキングの準備を行なう。「長征2号F T2」ロケットはこれまでの「長征2号F T1」ロケットと技術的にはほぼ同じだが、安全性と信頼性をさらに高め、一部技術的な変更を行なっている。なお今回の打ち上げで長征系ロケットの打ち上げが第236回目となった。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年9月16日
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