人民網日本語版|日本チャンネル|携帯版

積載能力が中国一の「長征5号」ロケット、打ち上げに成功

中国の推力最大のロケット「長征5号」が2016年11月3日20時43分、文昌衛星発射センターから打ち上げられた。今回の打ち上げ成功は、中国のロケットがアップグレードとモデルチェンジを実現し、積載能力が世界トップ水準に達したことを意味する。

中国、「長征5号」ロケットを打ち上げに成功 「宇宙強国」へさらなる一歩

来源:人民網日本語版(2016-11-04 13:50)

  3日午後8時43分、海南省の「中国文昌宇宙発射センター」から、次世代中国国産キャリアロケット「長征5号」が打ち上げられ、約30分後に、積載物とロケットが分離され、目標の軌道に投入。これは「長征5号」初の打ち上げ任務が無事完了したことを意味する。[详细]

「長征5号」ロケット、月探査機「嫦娥5号」を来年打ち上げへ

来源:人民網日本語版(2016-11-04 11:21)

  中国の推力最大のロケット「長征5号」が3日20時43分、文昌衛星発射センターから打ち上げられた。今回の打ち上げ成功は、中国のロケットがアップグレードとモデルチェンジを実現し、積載能力が世界トップ水準に達したことを意味する。これは、中国が宇宙大国から宇宙強国に向かう重要なシンボルである。[详细]

「長征5号」ロケット、どれほど「大型」なのか?

来源:人民網日本語版(2016-10-31 14:04)

  「長征5号」ロケットが天津市を出発し、船で海南省に向かったという情報が26日、中国のSNSで話題になった。中国次世代大推力ロケットである長征5号は、2006年に国による開発許可を得てから、エンジン試験、総組立、さらに現在の発射場への輸送に至るまで、人々の関心を集め続けている。長征5号の打ち上げが間近[详细]

最大推力を誇るキャリアロケット長征5号が年末にも初の打ち上げ

来源:人民網日本語版(2016-10-31 14:04)

  国家国防科技工業局と中国国家航天局(宇宙局)が発表した情報によると、中国で最大推力を誇る新世代キャリアロケットの「長征5号」の研究製造に関する全作業が完了した。[详细]

「長征5号」ロケット、海南省に向け本日出港

来源:人民網日本語版(2016-10-31 14:04)

  5日間の吊り下げ作業により、「長征5号」ロケットが入ったコンテナが25日午前、ロケット輸送船「遠望号」にすべて積み込まれた。ロケット輸送船は26日に天津港を出発し、海南省の文昌衛星発射センターに向かう。9月1日に海南省文昌市の清瀾港に到着する予定だ。長征5号はその後、陸路で打ち上げエリアに運ばれる。[详细]

長征5号が打ち上げ間近、ロケット輸送船が出港

来源:人民網日本語版(2016-10-31 14:04)

  ロケット輸送船「遠望号」は16日午前、中国衛星海上測控部の埠頭を離れ、初の「長征5号」ロケットの積載・海上輸送任務を開始した。[详细]

  1 2   次ページ

「長征5号」はこんな顔

・長征5号の基本データ・
全長:56.97メートル
直径:5メートル
離陸重量:870トン
離陸時の推力:1060トン
近地球軌道での積載量:25トン
エンジン:新型液体酸素・ ケロシン
推進剤:マイナス183度の液体酸素、マイナス253度の液体窒素
打ち上げ日:2016年11月3日
主な任務:
2017年に月探査機「嫦娥5号」を、2018年に宇宙ステーション核心モジュールを、2020年には火星探査機を打ち上げる。

「長征5号」のここがすごい

  •  ◆最大
    長征5号の全長は56.97メートル、筒の直径は5メートルにのぼる。
     ◆最強
     長征5号の離陸重量は約870トン、積載能力は低地球周回軌道で25トン、静止トランスファ軌道で14トン。
     ◆最強のエンジン
    長征5号の離陸時の推力は1060トン。
     ◆最も冷たい
     長征5号は無毒・無汚染のマイナス183度の液体酸素、マイナス253度の液体窒素を推進剤としている。
     ◆最もかっこいい
     特別に設計されたフォン・カルマン曲線を採用。4つのブースターの頭部は斜めに切り落とされたような形をする。
     ◆信頼性が最高
    中国現役ロケットの設計上の信頼性は最も高いもので0.97だが、長征5号は0.98。
     ◆最も複雑
     長征5号の部品は十数万点に達する。
     ◆開発期間が最長
     2006年国によって開発が正式に認められてからすでに十年の歳月が経った。
     ◆国産率が最高
     長征5号は重要技術の完全に独自な知的財産権を持つ。
     ◆最も先進的
     国防科技工業局チーフエンジニアの田玉竜氏は「新型ロケットの新技術の応用が占める比率は通常30%未満だが、長征5号は90%から95%に達する。長征5号は中国ロケット技術の最高水準を示す」と話した。

海南文昌発射センターを選んだ理由は?

  • 1> 低緯度。高緯度の発射場よりも、地球の自転速度を十分に活用し、打ち上げの効率を高めることができる。
    2> 広角。90−175度の範囲に打ち上げ可能。
    3> 高安全性。海に向かって打ち上げ、ロケットの残骸が海に落下する。
    4> 輸送の制限が少ない。水運により新型・大型宇宙製品を輸送でき、経済的で信頼性も高い。