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中国人の食塩摂取量、WHO推奨基準の2倍以上

中国人食盐摄入量为WHO推荐标准值2倍以上

人民網日本語版 2019年07月23日14:47

英国伦敦大学玛丽皇后学院新发布的一项研究结果显示,中国成年人过去40年间平均每天食盐摄入量在10克以上,超过世界卫生组织推荐量的两倍。此前,中国政府已鼓励全社会参与减盐。

ロンドン大学クイーン・メアリー校が発表した最新の研究結果によると、中国の成人の過去40年間の食塩摂取量は1日平均10グラム以上で、世界保健機関(WHO)の推奨基準の2倍以上となっている。中国政府はこれまで社会全体に減塩の参加を呼びかけてきた。

玛丽皇后学院研究人员在新一期《美国心脏病协会杂志》发表论文说,他们分析了有关中国居民摄入食盐的大量已发表数据,涉及900名儿童和2.6万名成年人,结果发现中国居民过去40年中食盐摄入量一直居高不下,还发现了南北方差异。

同校の研究者は、「American Heart Journal」(最新号)に発表した論文の中で、中国人の食塩摂取量に関して、児童900人・成人2万6000人に関わる数多くの発表されたデータを分析した。その結果、中国人の過去40年間の食塩摂取量が高止まりしており、南方地域と北方地域で差があることが分かった。

研究显示,中国北方居民食盐摄入量达到平均每天11.2克,较上世纪80年代时的12.8克有所减少。研究人员认为其中原因包括中国政府在提高全民减盐认识方面做了很多努力,也包括百姓因一年四季蔬菜丰富而对腌菜等食品的依赖逐渐减少。

研究によると、中国北方地域の住民の食塩摂取量は1日平均11.2グラムで、80年代の12.8グラムからやや減少した。研究者はその原因について、中国政府が全国民の減塩意識の向上に取り組んだこと、また一般人が四季を通じてさまざまな野菜を食べられるようになり、漬物などの食品に対する依存が減ったことを挙げている。

不过这种下降趋势并未出现在中国南方。南方居民食盐摄入量从上世纪80年代的平均每天8.8克,增加到如今的10.2克。研究人员认为原因可能是政府的减盐努力被一些因素抵消,如人们更多摄入加工食品、更多在外就餐。

しかし南方地域では減少が見られなかった。南方地域の住民の1日平均の食塩摂取量について、80年代は8.8グラムだったが、現在は10.2グラムに増加している。研究者は、加工食品の過度な摂取、外食の増加などにより政府の減塩の努力が相殺された可能性があるとしている。

过量摄入食盐是引发高血压、冠心病、中风等疾病的重要因素之一。此前已有研究显示中国居民食盐摄入量偏高,并引起有关方面重视。中国今年发布的《国务院关于实施健康中国行动的意见》中,明确提出鼓励全社会参与减盐。

食塩の過度な摂取は、高血圧、冠状動脈疾患、脳卒中などの疾患の重要な原因の一つだ。これまでの研究でも、中国人の食塩摂取量が多いことが分かっており、関係方面から重視されていた。中国は今年発表した「国務院の健康中国キャンペーンの実施に関する意見」の中で、社会全体の減塩参加を奨励すると明記している。

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