第1回「一帯一路」科学技術交流大会が開催

人民網日本語版 2023年11月08日13:17

第1回「一帯一路」(the Belt and Road)科学技術交流大会開幕式並びに全体大会が6-7日、重慶市で行われた。80余りの国・国際機関の300人以上の重要海外来賓と中国国内の500人近くの専門家、学者、経営者らが出席。中国は大会で、「国際科学技術協力イニシアティブ」を発表した。「開放・公平・公正・無差別」の国際科学技術協力の理念を提唱・実践し、手を携え世界科学技術共同体を共に建設することを打ち出した。科技日報が伝えた。

ハンガリー議会のヤカブ・イシュトヴァーン副議長はあいさつの中で、「中国・ハンガリー技術移転センターの支援により、ハンガリーと中国のより多くの企業、研究機関、大学が協力を実施し、双方は共同研究とイノベーションを通して両国、さらには世界の人々に幸せをもたらすと信じている」と述べた。そして両国の科学技術分野の協力を熟知している同氏は、「本部を重慶市に置く中国・ハンガリー技術移転センターはすでに国家級技術移転プラットフォームになりつつある。西南大学とハンガリー農業・生命科学大学食品科学研究所が共同設立した中国・ハンガリー食品科学協力研究センターは、おびただしい共同研究の成果を上げている」と説明した。

世界工学団体連盟(WFEO)のゴングケ会長はあいさつの中で、「『一帯一路』イニシアティブは中国が打ち出したものだが世界のもので、世界の繁栄と発展に積極的なポジティブのエネルギーを注入している。中国は良好なインフラを整備し、優れたエンジニアと一流の企業を育成した。世界では多くの鉄道、港湾、空港などのシンボリックな協力プロジェクトが続々と完成し、稼働開始した。私の祖国であるナイジェリアにも多くの一帯一路プロジェクトがある」と述べた。

そして「WFEOはユネスコの提唱と支援により設立された最大の非政府組織の工学団体で、現在のメンバーは93の国・地域をカバーしている。WFEOは一帯一路協力パートナーの工学ネットワークを通して、実行可能かつ持続可能な成長計画を共に策定し、中国が『一帯一路』イニシアティブの下で提唱・推進する持続可能な発展の共同目標を実現できる」と続けた。

中国科学技術部(省)の陰和俊部長は大会で、「国際科学技術協力イニシアティブ」を発表した。「開放・公平・公正・無差別」の国際科学技術協力の理念を提唱・実践し、「科学に国境はなく、全人類に恩恵をもたらす」ということを堅持し、手を携え世界科学技術共同体を共に建設することを打ち出した。

南アフリカのブレード・ンジマンデ高等教育・科学・イノベーション大臣は大会の講演で、「これはグローバル安全保障とグローバル発展ガバナンスに役立ち、グローバル文明イニシアティブのビジョンの達成、より調和的で、協力・ウィンウィンの、相互接続し共に繁栄する世界の建設を後押しするものだ」と述べた上で、次の3つの行動の実施を提案した。(1)「世界人工知能ガバナンスイニシアティブ」会議を開催し細則を検討するなど、科学技術イノベーションによるグローバルガバナンスを強化する。(2)高速通信ネットワーク、クラウドコンピューティング、スパコン施設、実験室など、投資・科学イノベーションインフラ整備を重視する。(3)特定計画を開始し、「一帯一路」共同建設国の国を跨ぐ研究・イノベーションの協力を支援する。

インドネシア国家研究イノベーション庁のLaksana Tri Handoko長官は、「政府の科学技術イノベーション当局として、当庁は現在計49の機関を擁し、政策提案、地方及び世界との協力・科学技術プロジェクト資金援助を担当している。インドネシアの研究者の能力を高め、イノベーションの研究開発の強化などを目標としている。『一帯一路』が非常に素晴らしい紐帯となり、より多くの科学研究者がインドネシアのイノベーションに入ってくることを信じている」と述べた。

モンゴル共和国のエンフアムガラン教育・科学大臣は、「『一帯一路』イニシアティブはインフラの相互接続であるだけでなく、心と心をつなぐ道、イノベーションの道でもある。当方は科学技術イノベーション協力をしっかり推進する。モンゴル・中国科学技術イノベーションパートナーシップを強化し、一連の共同科学研究協力プロジェクトを通じ、共同発展と共同進歩を促進するよう提案できたことを非常に喜んでいる」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2023年11月8日

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