5Gの大規模応用、大規模AIモデルの能力向上、計算能力のコネクティビティ……キーワードで見る年初の中国経済

人民網日本語版 2024年01月09日15:29

2023年は「新型工業化」が中国経済の発展をめぐる高頻出の流行語となった。

工業・情報化部(省)情報技術発展局の江明涛局長によると、2023年1-11月、デジタル化された研究開発・設計ツールの普及率は79%に達し、主要工程のデジタル制御化率は60.9%に達し、デジタル化のリーディングカンパニー「数字領航企業」の数は58社、デジタル化・スマート化された工場の建設数は1万近くに達した。

デジタル化、スマート化、グリーン化は新型工業化の鮮明な特徴であり、製造業のモデル転換と高度化の重要な方向性でもある。

江局長によると、2024年には「ダブル・ギガ」(5Gと光回線の双方で通信速度1Gbpsを達成)の協同発展を深め、5Gの大規模な展開と応用を加速し、「ギガ都市」の構築を推進していく。また、スマート計算能力インフラの配置を加速し、計算能力のコネクティビティを促進する。主要技術・コア技術の難関攻略を強化し、重要なソフトウェア、電子部品、基礎材料の供給水準を高めていく。

2023年には、大規模人工知能(AI)モデルが急速に発展した。中国情報通信研究院は先ごろ、「大規模AIモデルの能力の飛躍的向上の持続」を「情報通信産業の10大トレンド2024」に入れた。中国情報通信研究院の王志勤副院長は、「大規模AIモデルの製造業などでの応用においては、データの質や大規模AIモデルの学習能力の向上が今後も必要だ」との見方を示す。

工業・情報化部のデータによると、2023年11月時点で、中国の5G基地局の総数は328万2000局に達し、一定の影響力を持つ産業用インターネットプラットフォームの数は340を超える。王副院長によると、2024年には「5G+産業インターネット」も新たな発展段階を迎える。

「5G+産業インターネット」から大規模AIモデルまで、中国は新たな科学技術革命や産業変革に積極的に適応し、これをリードしている。2024年を見据えて、工業・情報化部や関連分野の専門家は、新型工業化の推進過程における情報通信技術の先導的役割を十分に発揮し、デジタル技術と実体経済の深い融合を加速し、国民経済の発展を物質的・技術的により力強く支える必要がある。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年1月9日

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