中国、「玉竜」をはじめとする一連の先進航空エンジンを開発

人民網日本語版 2024年01月25日13:47

中国は「玉竜」、AES100、AEF100、AEP100をはじめとする一連の先進的な中小型航空エンジンを開発した上で電気ハイブリッドシステムを革新的に発展させ、そして炭素排出量を削減するべく、水素燃料タービンエンジンの開発に成功した。新華社が伝えた。

「玉竜」ターボシャフトエンジン独自イノベーション研究開発・使用・発展40年座談会が24日、北京市で開かれた。その中で、中国工程院院士で「玉竜」チーフデザイナーの尹沢勇氏は、中国の航空エンジン開発の最新の進捗状況を説明した。

航空エンジンは現代工業の「王冠に輝く宝石」と呼ばれ、世界の強国が競い合うテクノロジーの頂点だ。「玉竜」は中国初の完全に独自なイノベーションを行い、予備研究、開発、量産化、使用、発展の全プロセスを経た航空エンジンだ。

尹氏は、「『玉竜』の独自イノベーション・開発により形成された製品研究開発能力、体系保障能力、重要検証能力、人材サポート能力を利用し、先進的な汎用コアエンジンの派生発展方法で発展した複数種類・複数タイプの動力を採用することにより、期間が大幅に短縮されコストが大幅に削減された」と述べた。

うちAES100エンジンは耐空性基準の要求に厳格に適合し開発されたもので、総合性能は同レベルのターボシャフトエンジンの世界の先端レベルに達している。高い経済性、安全性、信頼性を持ち、5-6トン級の双発ヘリコプターと3-4トン級の単発ヘリコプターに搭載でき、観光、パトロール、警備、救援などの多用途ヘリコプターに配備可能だ。

AEF100エンジンは5トン級のビジネス機、3-5トンの高空ドローンの動力の需要を満たす。低騒音、低排出、高信頼性などの先進的な設計理念を採用し、技術水準は現代世界の先進的な民間用ターボファンエンジンのレベルに達している。

AEP100エンジンは3-10トンのドローン、6トンの汎用機・ビジネス機などのプラットフォームの動力の需要を満たし、総合性能は同レベルのターボプロップエンジンの世界の先端レベルに達しており、高い経済性、安全性、信頼性を持つ。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年1月25日

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