「隠れた名産品」が人気 国産のフォアグラやキャビアが中国人の食卓に

人民網日本語版 2024年02月01日11:08

(画像著作権は東方ICが所有のため転載禁止)

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黒竜江省哈爾浜(ハルビン)市は今冬の中国で人気の高い都市で、全国に氷雪観光ブームを巻き起こしただけでなく、同省産のクランベリーも人気商品となった。地元のネットユーザーからは、「クランベリーって地元で生産できるのか!」との声が上がる。こうして、数多くの中国の「隠れた名産品」が人々に注目されるようになった。中国新聞社が伝えた。

ECプラットフォームの淘宝(タオバオ)が1月30日に発表した「隠れた名産品レポート」は、クランベリーのように知名度が上がるのを待っている「隠れた名産品」102種類を、全国規模で整理して紹介している。このリストには、これまでにネットユーザーが「発掘」した安徽省六安市のフォアグラ、貴州市銅仁市の抹茶のほか、黒竜江省斉斉哈爾(チチハル)市の和牛なども入っている。

トリュフ、フォアグラ、キャビアは世界三大珍味として知られ、長らく「輸入」や「高価」という言葉とワンセットだった。高級レストランで注文する時はグラム単位で、多くの人にとって手の届かない高嶺の花だった。しかし今では、これらの高級食材がグルメの愛好品であることは変わらないものの、国産化によって手が届く値段になり、食いしん坊たちの選択肢が広がった。

フォアグラ、和牛、キャビアなどの高級食材が国産化され、安徽省、山東省、浙江省などの地域に根を下ろし、大規模に生産されるようになったことで、価格も一気に低下した。上記のレポートによると、国産のキャビア、フォアグラ、抹茶などの食材は価格が輸入食材の半分ほどで、よりコストパフォーマンスの高い国産高級食材が人々の食卓に並ぶようになっている。(編集KS)

「人民網日本語版」2024年2月1日

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