中国2023年の観光消費、世帯平均が2020年より1189元増

人民網日本語版 2024年02月01日14:46

中国社会科学院は1月31日に「観光緑書:2023~24年中国観光発展分析・予測」を発表した。それによると、23年には観光に使ったお金の1世帯あたりの平均が4984元(1元は約20.5円)で、物価上昇要因を考慮せず、比較可能なデータで計算すると、20年より31.3%増となる1189元増加した。

以前と比較して、23年に調査対象者の観光関連の消費で支出が増加した項目のトップ3には、宿泊(77.8%)、飲食(71.9%)、ショッピング(45.0%)が並んだ。交通(35.2%)と入場券(27.1%)の消費を増やした調査対象者は相対的に少なく、娯楽(8.3%)の消費を増やした人は最も少なかった。

24年の観光消費への予想について調査したところ、「世帯の観光消費支出は前年比30%以上の増加になる」とした調査対象者は18.2%、「30%以下の増加」は27.1%、「横ばい」は6.0%、「30%以下の減少」は47.7%、「30%以上の減少」は1.1%だった。

また同報告書によると、95後(1995年から1999年生まれ)が徐々に観光市場の中心を占めるようになった。調査によれば、95後の平均移動回数は調査に回答したすべての年代を上回った。デジタルネイティブとしての95後は、デジタルメディアの影響を最も大きく受けやすい層であり、スピーディに集結して市場のホットな話題を盛り上げる役割を果たしている。95後は市場の中心として、観光産業の今後の構造に軽視できない大きな影響を与えることが予想される。(編集KS)

「人民網日本語版」2024年2月1日

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