国際女性デーを前に外国人女性が上海での起業ストーリーをシェア

女性の力が都市の多元融合を推進

人民網日本語版 2024年03月07日16:17

中国系シンガポール人で、上海愛満家家庭サービスセンター・外国人センタープロジェクトの許菱娜会長は、上海で28年近く暮らす実業家で、3人の子供の母親でもある。そんな彼女は6日の取材に応じた際、「どこの国で生まれたとしても、女性なら誰でももの柔らかで、感受性が強く、相手の立場で考えることに長け、感情を理解したり、コミュニケーションを図ったり、協力したりする面で、生まれ持った強みがあり、人間関係やビジネス、職場などにおいて架け橋的な役割を果たしている」と語った。中国新聞社が報じた。

今月8日の「三八婦女節」(国際女性デー)を前に、上海市長寧区で今月6日、「国際ビジネスシェアイベント」が行われた。約30ヶ国から集まった女性起業家や実業家の代表が一堂に会し、起業の経験やサクセスストーリーを紹介し合った。

許会長によると、上海は女性にとって起業や仕事、生活がしやすい場所だという。それは、上海は国際的で、平等であり、包摂的であるためで、「女性が仕事で成功するためには、平和な家族が必ず必要。仕事と家庭のバランスを取ることができなければ、女性は生活において自分の持ち味を発揮することはできない。また、女性は子供の教育も重視しなければならず、人格教育を通して、辛抱強く、勇敢といった良い性質を子供たちに伝えるべきだ」とした。

3月6日、上海市長寧区で開かれた「国際ビジネスシェアイベント」(撮影・範宇斌)。

3月6日、上海市長寧区で開かれた「国際ビジネスシェアイベント」(撮影・範宇斌)。

「私は外国人ではあるものの、よそ者ではない」と話す許会長は長年、生まれ故郷から遠く離れた上海で「暖かい家庭」を築いてきた。そして、一家で上海に定住しているだけでなく、上海の外国人が上海に住み続け、上海に溶け込むことができるようサポートしてきた。

統計によると、長寧区は、上海の中でもグローバル化が最も進んでいるエリアの一つで、同区で登録を済ませている外国人の数は、上海市における外国人の5分の1を占めている。また、在上海公館が27機関あり、上海市全体の3分の1を占めているほか、多国籍企業85社の地域統括拠点、外資系企業約6800社、事務所、さらにたくさんの輸出主導型企業がある。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年3月7日

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