中国人医師 消灯後のスマホいじりは失明の恐れありと注意喚起

人民網日本語版 2024年03月15日13:04

17回目の世界緑内障週間に当たる今週、医師は寝る前に電気を消したまま携帯電話をいじっていると、緑内障を誘発して失明する可能性があると注意喚起した。

中国南方医科大学南方病院眼科の張洪洋主任は、「電気を消して携帯電話をいじっていると、目が特にかすみやすいと感じるかもしれない。それは、瞳孔が暗い環境で散大状態になり、調節能力が悪くなるからだ。時間がたつと、眼圧が高くなり、緑内障を誘発する可能性がある」と話した。

張医師は、「携帯電話をしばらく見ていると、目がだるくなったり、腫れて痛くなったり、視界がぼやけたり、目と同じ側の頭痛がしたり、吐き気がしたりする場合、緑内障の急性発作を誘発したのではないかと警戒しなければならない」と注意喚起した。

緑内障は視力の「泥棒」とも呼ばれ、急性発作は急速に失明し、慢性発作の患者は次第に視野が狭くなり、徐々に失明する。医師は、緑内障を予防するには、電気を消して携帯電話をいじるのを避けた方が良いとし、高リスク者は毎年検査を行い、いったん緑内障と診断された場合は、薬の使用を規範化すると同時に、情緒を安定させなければならないと提言した。なぜならば、一部のタイプの緑内障の発作は感情的な興奮にも関連しているからである。

「中国国際放送局日本語版」より 2024年3月15日

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