中米がAIをめぐる政府間対話を初開催

人民網日本語版 2024年05月15日15:08

中米は現地時間14日、スイス・ジュネーブで人工知能(AI)をめぐる初の政府間対話を行った。中国側は科学技術部(省)、国家発展・改革委員会、国家インターネット情報弁公室(CAC)、工業情報化部(省)、中央外事活動委員会弁公室、米側は国家安全保障会議(NSC)、国務省、商務省が参加した。双方は、AI技術をめぐるリスク、グローバル・ガバナンス、各々の懸念するその他の問題について、踏み込んだ、専門的かつ建設的な意見交換を行った。中央テレビニュースが伝えた。

双方は、AI技術をめぐるリスクに対する見解と対策及びAIによる経済・社会発展推進に向けた措置をそれぞれ説明。中国側は「AI技術は現在最も注目される新興科学技術だ。中国は常に人間本位、善のための知能という理念を堅持し、AI技術の有益性、安全性、公平性を確保している。中国はAIに関するグローバル・ガバナンスの強化を支持し、国連が主たるルートとしての役割を発揮することを主張しており、米国を含む国際社会と意思疎通や調整を強化し、より広範なコンセンサスを備えるグローバルAIガバナンスの枠組みと標準規範を形成することを望んでいる」と強調。また、中国はAI分野における米側による対中制限・抑圧について厳正な立場を表明した。

双方はAI技術の発展にはチャンスと共にリスクもあるとの認識で一致。サンフランシスコでの中米首脳会談で得られた重要な共通認識の実行に引き続き尽力していくことを再確認した。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年5月15日

注目フォトニュース

関連記事