海外ブロガーが中国での旅行動画を次々発表 余りにも多くの「予想外」
最近、ショート動画プラットフォームで、英国の5人家族が中国を旅行した時の動画クリップをよく見かけるようになった。
この家族はプロの「旅行家族」で、今回初めて中国にやって来た。3ヶ月かけて中国を横断する計画で、これまでに訪れたのは広州、深セン、杭州、厦門(アモイ)などの都市だ。旅の途中で見たり聞いたりしたことを記録し、YouTube(ユーチューブ)で次々に公開し、海外のネットユーザーからたくさんの「いいね」や高評価をもらっている。
この一家は、動画の中で中国の発展ぶりにしばしば感嘆の声を上げ、中国のグルメや先端設備、安全な治安環境を称賛する。実際の中国は彼らが自国メディアで見た中国と全く違っている。
実のところ、この一家は、ありきたりなイメージを飛び越え、実際に中国に来て身をもって中国を体験する数多くの外国人ブロガーのうちの一部に過ぎない。
ここ1年近くの間に、ユーチューブには多くの外国人ブロガーの中国での旅行動画が登場するようになった。
こうした動画を見ると、タイトルには「unexpected」、「never expected」、「not what we expected」(いずれも「予想外」の意味)といった使用頻度の高い言葉か、一部の感嘆詞によってブロガーの遭遇したカルチャーショックが示されている。
ブロガーたちは中国での旅行動画を制作した理由を説明する中で、西側諸国の中国へのマイナスイメージを決まって口にする。
ある米国の旅行ブロガーは自分のチャンネル「TriFate Lifestyle」の中で、「米国人の中国に対する見方は視野が非常に狭く、学校では中国に関する知識をほとんど学ばない。米国で言われる中国文化には真実でないものさえある。メディアと政治屋が伝えているのは『China is failing. China is dangerous. China is evil.(中国は衰退している。中国は危険だ。中国は邪悪だ。)』という情報だ」と述べた。
オーストラリアの人気ブロガー「Josie lifts things」さんも自分の中国理解が非常に狭いものであるとしている。
こうした疑問や探究心を持った若いブロガーは中国を理解する最善かつ最も直接的な方法を選択し、実際に中国を訪れた。
長らくマイナスの情報にさらされていた多くのブロガーは、出発に先立って自分の不安な気持ちを口にした。
前出の「Josie」さんと仲間は初めて上海を訪れた時、「カメラを出して撮影していたら止められるんじゃないかと心配」したが、実際にはそのような事態は起こらなかった。それどころか、疑いの気持ちは解消し、人と人との心温まる交流の時間をたくさん過ごすことができたという。
不安の気持ちが消えると、ブロガーたちは中国文化に何度も引き込まれ、現代的な発展状況に感嘆し、中国グルメのとりこになっていった。
「Josie」さんは上海の小さな路地裏で煎餅(ジエンビン、中国風クレープ)を一口食べた後、「これほど長い年月にわたって世界中を訪れたが、外国で食べたものの中でこれが一番おいしい」と話した。
こうした動画を見て最も感動的だったのは、ネットユーザーが熱い議論を繰り広げていることだ。数多くのネットユーザーは、西側メディアの歪曲した報道により、本当の中国を理解できなくなると批判した。またこうしたブロガーが西側諸国の宣伝攻勢にもかかわらず、自分で真実の中国を発見した姿を称賛すると同時に、ブロガーたちが動画を共有して、ユーザーに中国の真実の姿を見せてくれたことに感謝の気持ちを述べている。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年5月16日
関連記事
- ワインと言葉――中国とハンガリーの青年が築く文化交流の架け橋
- 2024年の中国・フランス間の人の往来が200%以上増加
- アフリカ版「村超」も誕生 貴州省で生まれたサッカーイベントが世界へ
- 友人は時間がもたらす果実 中国・セルビアの変わらぬ友情の秘密は?
- 中国とラオスの国境の出入国者数が今月6日に延べ100万人を突破
- 「中国に出会う」中華文化テーマ展がフランス・パリで開催
- 6月から外国人も中国の「会計専業技術資格試験」受験が可能に
- 中国が出入国(境)関連の新措置6項目を発表 一般旅券の再発行は一部完全オンライン化
- 陝西省の外国人観光客が大幅増 各種の円滑化措置が下支え
- 中国のセルビア人留学生「中国との『縁』を深めたい」
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257 Mail:japan@people.cn