再使用型ロケットの初の10キロ級垂直離着陸飛行テストに成功

中国の再使用型ロケットの初となる10キロメートル級垂直離着陸飛行テストが23日、無事成功した。これは中国最大規模の再使用型ロケット垂直離着陸飛行テストで、中国が独自に開発した深度変推力液体酸素・メタンエンジンの10キロメートル級往復飛行における初の使用でもあり、2025年の直径4メートル級再使用型ロケットの初飛行に向けた技術の基礎をしっかり固めた。科技日報が伝えた。

今回の飛行テストは直径3.8メートルの筒部分を採用。また3台の70トン級液体酸素・メタンエンジンとフルサイズ着陸衝撃緩和システムを採用した。試験は直径3.8メートルの筒部分の垂直離着陸構造、大荷重着陸衝撃緩和技術、大推力・大変推力再利用可能動力技術、帰還・着陸の高精度ナビゲーション誘導制御技術、健康観測技術を全面的に検証した。

今回の飛行テストの成功は、中国の再使用型の開発の重要なブレイクスルーを象徴している。開発チームは今後、再使用型ロケットの70キロメートル級垂直離着陸テストを実施する。（編集YF）

「人民網日本語版」2024年6月24日