合格者に18年連続で毛筆で合格通知書を書く陝西師範大学

陝西師範大学で毛筆で合格通知書を書く教員たち。

これまで18年間連続で大学の合格通知書を毛筆で書いてきた陝西師範大学は今月15日、今年もその作成開始を告げるセレモニーを長安キャンパスで開催した。定年退職した元教員数十人と在職している教員が、2024年度新入生約5200人の合格通知書を書き上げた。新華社が報じた。

陝西師範大学で毛筆で合格通知書を書く元教員。

今年、合格通知書の作成に参加した定年退職した元教員のうち、特に高齢の約10人の平均年齢は75歳。最高齢は91歳だったという。

合格通知書を見せる陝西師範大学の2024年度の新入生代表の李穎さん。

陝西師範大学の游旭群学長は、「毛筆で合格通知書を書くようになって18年。18年続けることで、文化を伝承し、継続する精神を伝えてきた。合格通知書1枚1枚に、当校に間もなく入学する学生を心から祝福する思いと大きな期待が詰まっている」と語る。

陝西師範大学で毛筆で合格通知書を書く元教員。

毛筆で書いた合格通知書はこれから、各地の合格者に郵送されることになっている。（編集KN）

「人民網日本語版」2024年7月17日