瀋陽都市圏「政校企・園」高度技能人材育成連盟が設立

瀋陽都市圏「政校企・園（政府、大学、企業や産業園）」高度技能人材育成連盟が8月17日に設立された。これにより、一部の企業が抱える技能者や研修能力の不足、一部の大学が直面するリソースや優秀な教師の不足、カリキュラムの設定と企業のニーズとの不一致などの課題の解決が期待できる。これは、都市圏が産業と教育の融合を深め、質の高い雇用と人材育成を促進するため、画期的な一歩を踏み出したことを示している。

連盟の第1期メンバーには、45の学校と86の企業が含まれている。人材産業園をプラットフォームとして、「市場資源の配分」と「政府政策の指導」をもとに、学校、企業、産業園の三者が相互に駆動し合い、人材チェーン、産業チェーン、教育チェーン、革新チェーンの緊密な融合を実現し、高品質で十分な雇用を促進する。

連盟設立の現場では、瀋陽工業大学、瀋陽工学院、遼寧装備製造職業技術学院、奥克ホールディンググループ、瀋陽航空産業グループなど22の大学や企業が、都市圏プロジェクト、国際協力プロジェクト、新たな質の生産力プロジェクトに関する協力協定を締結した。瀋陽市人力資源・社会保障局の関係者は、「これらのプロジェクトの契約締結は、連盟メンバー間の深い信頼と緊密な協力を示すだけでなく、将来の高度技能人材の育成、技術イノベーション、産業のアップグレードにおいて強力な支援を提供する」と述べた。

高技能人材チームの構築を強化し、人的資源の供給と需要のミスマッチという雇用の構造的矛盾を緩和し、地域経済の発展に新たな活力を注入するため、連盟は拠点、雇用、講師、研修、競技大会成果など五つの面でリソースの共有を実現し、連盟企業の人材とポジションのマッチングを保障し、高品質で十分な雇用を推進する。同時に、企業や大学などが技術や人材育成において互いに補い合うことで「政校企・園」の協力と効率的な交流を実現し、新たな質の生産の発展を共に促す。