「新たな人材政策の恩恵を実感した!」

人民網日本語版 2024年10月16日14:50

「留学していた時、瀋陽市の人材誘致政策に変化が起きていることに気づいた。補助金制度や成長環境がますます完備され、瀋陽で科学研究のような革新的な事業に携わることが若手研究者たちに対する魅力は持続的に高くなっている」と、遼寧材料実験室・材料素化技術研究所の中堅研究者である矯銓氏は2月29日に記者に語った。

海外の有名大学から卒業した博士後研究員の矯銓氏は、最近、遼寧材料実験室と契約し、中堅研究者になった。生粋の瀋陽人として、学んだことを活かして故郷の発展に貢献することは長年の夢だった。瀋陽市が多くの有利な人材誘致政策を打ち出していることを知り、矯銓氏は海外企業からの誘いを断り、帰国して遼寧材料実験室の研究チームに加わることを決断した。

「革新的な技術研究の体系を構築するには、高度な人材が必要だ。遼寧材料実験室は長年にわたり、人材の育成に力を入れてきた。現在、名門大学出身のフルタイム研究者が採用人材の80%を占めており、革新技術の人材ニーズを満たすと同時に、地域の人材構造も向上させている」と、遼寧材料実験室の責任者である梅錦春氏は言った。

どんな人が人材であるか、どのように人材を活用するかは、雇用側が判断する。瀋陽市の「興瀋英才プロジェクト」では、特定の重点機関に対して、評価を必要とせず人材奨励金が支給される新たな政策が追加された。毎年、瀋陽市内の大学、研究機関、新型研究開発機関、重点企業に一定数の枠が割り当てられ、これらの機関が自らの判断で人材を認定できる権限が与えられる。2024年の「興瀋英才プロジェクト」に基づき、遼寧材料実験室は人材の自主認定権限を取得している。この措置は、人材誘致と育成の仕組みの最適化や、実験室の建設や発展に必要な高度な専門研究チームの早期構築に有利だ。

「『興瀋英才プロジェクト』は、実験室の人材チームの構築に非常に良い外部環境を提供してくれた。特に、雇用機関に人材を自主的に認定する権限が与えられたことで、新たな人材政策の恩恵をさらに実感している」と梅錦春氏は述べた。

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