瀋陽市人社局が直接企業に要望を聴取
「人材サービス政策でまだ実施できていない点は何?」「職位評価制度について、どの部分を改善すべきか?」「人材誘致について、他にどのようなニーズがあるか?」「進んでいる南の都市から参考にすべき良い取り組みは何か?」……3月19日、瀋陽市人的資源・社会保障局(人社局)の王志剛局長が関連部門と共に、新松ロボット自動化公司と万泓グループを訪れ、企業の声に耳を傾け、その場で企業の質問や意見に応え、直接対話を行い、意見や提案を聴取した。これにより、より直接的、適切的、かつ効率のよいサービスの提供を目指す。
新松ロボット公司では、企業から不足している人材の採用支援、職位評価の「直通車」サービスの強化、博士後研究者の就職支援、人材向けの医療、交通、健康診断、子どもの入学に関する適切で効率的な支援を提供することをめぐる課題が提起され、それに対し、瀋陽市人社局の担当者が一つひとつ回答した。さらに、同社が現在、清華大学の博士たちとの話を進めているとのことで、博士採用における支援も希望された。これに対して、人社局は開催予定の「博士瀋陽行」活動を紹介し、高度人材の採用を支援する取り組みを構築することを約束した。また、瀋陽市の優れた人材サービス企業と連携し、高度人材探しや採用活動を進めることを推奨し、政策上支援を提供することを提案した。
企業に意見を寄せてもらうことは見せかけるものではなく、意見聴取も形だけのものにせず、実際の行動に結びつけなければならない。3月以降、瀋陽市人社局は、受動的に市民からのクレームをもらうのではなく、積極的に企業や大学、地域を訪れ、課題を聴取し、解決策を模索していた。これまでに、瀋陽大学、瀋陽産業研究院、人保遼寧支社、遼寧伝媒学院、遼寧現代サービス職業技術学院、瀋陽工業大学、瀋陽市数創工場などを訪問し、調査を実施した。細かいところから、市民の声を拾い上げ、人々の不安や要望を聞き取った。その結果、自主的な人材認定、外部人材の採用支援、高度人材の誘致、デジタル工場の「複数キャンパス」構築等20件程度の課題を発見した。その後、関連部署をアサインさせ、リアルタイムで対応していた。課題リスト、対策リスト、責任リストを作成し、毎週の局長会議で進捗を管理・調整を行っている。企業や人材が直面する一つひとつの「小さな問題」を解決することで彼らを安心させることを大事にし、満足感、幸福感や安心感を向上させる。
次のステップとして、瀋陽市人社局は引き続き、市民の不安や困難を解消し、市民を安心させる取り組みを強化していく。「市民が課題を取り上げ、政府が意見を聴取する」という形で、企業や市民が直面する緊急で困っていることに焦点を当て、定期的に企業や地域を訪問し調査を行う。特に課題の多く、市民の不満が大きく、業務が進みにくい場所を訪れ、現場の声を直接聞き、市民のニーズを把握し、成果を確認する。そして、市民のための生活支援を全力で行い、「意見聴取型サービス」を企業に組み込み、市民の心に根付かせていく。
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