地元の人から見た新疆とは?阿布徳吾力さん「多元的な新疆を見て欲しい」

人民網日本語版 2024年10月17日10:27

ショート動画コンテスト・万人説新疆の「優秀作者IN新疆」に参加した際に記念写真を撮影する阿布徳吾力さん(写真提供・阿布徳吾力さん)。

ショート動画コンテスト・万人説新疆の「優秀作者IN新疆」に参加した際に記念写真を撮影する阿布徳吾力さん(写真提供・阿布徳吾力さん)。

ショート動画コンテスト「万人説新疆(Share The Real Xinjiang With The World)」では、他地域の人から見た新疆維吾爾(ウイグル)自治区の様子が世界に発信されているが、同自治区の地元の人々が語る言葉にも耳を傾けてみよう。阿布徳吾力さんは、他地域で数年暮らしたことがあるものの、最終的に新疆に根を下ろすことに決めた。公式アカウントのボランティアから、今では編集長となった阿布徳吾力さんの成長の一歩一歩は、ニューメディアプラットフォーム「我従新疆来(私は新疆から来ました)」と密接な関係がある。人民網が報じた。

阿布徳吾力さんは、「我従新疆来」の編集長としてこれまでに、同じ志を持つ若者数百人と共に、新疆内外の交流事業に力を入れてきた。そして、新疆出身者という視点から、生き生きとした人物エピソードや、リアルな生活の様子を通して、多元的な新疆を立体的に描き出し、人々の新疆に対する誤解を解いている。

阿布徳吾力さんは、「新疆には様々なレッテルが貼られている。部分的、断片的に情報が伝えられ、海外では、事実が捻じ曲げられ、悪いイメージが植え付けられていることさえある。こうしたレッテルは小さな画素のようなもので、これらの少ない画素数で描き出された新疆の画像は解像度が低く、新疆の実際の状況をはっきりと伝えることはできない。そして、いつの間にか、多くの人が新疆のことを誤解し、その発展状況を客観的に知ることができなくなってしまっている」と指摘する。

また、「実際には、新疆はとてもグローバルな場所で、包容力の大きな海のように、胸襟を開き、世界各地から来た人々を受け入れている。そして、自分とは異なるものでも受け入れる広い心で、世界各地の文明の成果を吸収してきた。それにもかかわらず、一部の西側メディアや政治家は、基本的な事実を無視し、新疆の歴史や現実を故意に歪曲し、センセーショナルな嘘をでっちあげ、新疆は情勢が非常に不安定な場所だという悪いイメージを植え付けている。そのようなでたらめは、新疆の本当の様子を捻じ曲げ、新疆の発展の足かせとなり、国際社会が客観的に新疆について知ることができないようにしている」と語る。

新疆に貼られたレッテルを取り除く方法について、阿布徳吾力さんは、「まず、本当の状況を知ろうと、新疆にやって来る全ての人を歓迎することだ。僕たちがするべきことは結局のところ一つしかない。つまり、新疆について語り、真実を伝えること。事実を伝えて、不正確な情報を正さなければならない」との見方を示す。

「新疆のことは自分たちで伝えなければならない」と考える阿布徳吾力さんは、インターネットの達人を育成するインキュベーションスタジオを立ち上げ、文化的素養が高く、表現力に富む新疆の「達人」を集め、彼らが実力を発揮し、自分の価値を高めることができる舞台を提供し、夢を追いかける若者の情熱に火をつけ、新疆について語る新世代のメンバーに成長できるようバックアップしている。

阿布徳吾力さんは、「新疆の青年は、この地と同じように開放的で、包容力ある心を持っている。僕たちは子供の頃から、多民族と多文化という環境で育っているため、違いを尊重し、他の人をありのまま受け入れることができる。次の世代がバトンをつないでいくことで、世界の人に、リアルで、様々な文化が一体となっている新疆を立体的に知ってもらえるようになると確信している」と語った。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年10月17日

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