博士人材が続々と集まり、瀋陽の渾南区のイノベーションを助力
近年、瀋陽市渾南区は中央政府及び省・市の人材政策に関する決定や指示をしっかりと実施し、人材強化戦略を推進してきた。特に、若手博士人材の誘致を大々的に展開し、初回の採用活動は順調に終了した。全国の主要大学から578件の博士人材の応募を受け、443名に対し面接を実施し、一回目で55名の博士が浑南区に入職し、渾南区の主人公になった。これにより、渾南区での人材誘致の雰囲気が徐々に醸成されている。
優遇政策と誠意で人材を受け入れる。渾南区は徹底した調査を行い、綿密に計画を立てて、政策の魅力を高めることから着手した。「渾南区若手博士人材誘致業務実施方案」を策定し、住居、キャリア開発など人材に関心の高い課題を中心に専用の誘致政策を立てた。具体的には、最大10万元の住居補助金や、高度人材向け10年間賃料無料の住宅提供などの一連の政策を打ち出し、人材を求め、広く優秀な人材を受け入れる強い意志を示している。
プロモーション活動を通じて、的確な高度人材を誘致している。政策の影響範囲を拡大し、「外に出て推進」する活動を展開し、浙江大学や瀋陽工業大学など、省内外の主要大学で特別説明会を開催した。「体験しにきてもらう」ために、1000名以上の博士人材を遼寧材料実験室や東軟グループなど、渾南区内の有名な企業や機関に招き、現地見学を行った。また、渾南菁英人材アパートや渾南第九小学校を見学してもらったり、関東映画町や万博公園を楽しんでもらったりする様々なイベントを実施した。人材たちから、渾南区が若くてスタイリッシュで活力にあふれた地区であり、成長の可能性と住みやすい生活環境を有していることと評価し、渾南で定住して理想な生活を実現したいと思ってくれた。
成果は顕著で、双方の満足度を図る。資格審査、面接、健康診断、見学などのプロセスを経て、区内の研究機関や重点企業、区の事業単位が1回目で55名の博士人材を採用した。そのうち、31名が「985」や「211」大学を卒業し、8名が「双一流」大学卒業生で、海外の大学の卒業生が5名いる。区の事業単位は14名、遼寧材料実験室は5名、航発燃気輪機は4名を採用した。多くの企業や機関が理想の人材を見つけた。「渾南区の若手博士誘致プロジェクトを通じて、より多くの優秀な博士に遼寧材料実験室を理解してもらい、応募していただきました。私たちの人材チームの革新レベルが効果的に向上しました。新しいメンバーの加入により、イノベーションにおいてさらなる喜ばしい成果を上げることができるでしょう」と、遼寧材料実験室の人事担当者である劉申氏は今回の博士誘致活動を高く評価した。
次のステップとして、渾南区は「若手博士人材誘致プロジェクト」の影響力をさらに広めるために、「相約渾南」と題した博士人材の入職歓迎式や住居選定・入居式、入職研修などのイベントを開催し、若手博士人材を採用する仕組みを定着させる。また、緊急で不足している人材の選抜に努め、渾南の経済・社会の革新発展に、強力な知的サポートを提供していく。
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