世界最長の海底高速鉄道トンネル、海洋横断を開始

人民網日本語版 2024年10月23日15:54

中国鉄路上海局集団有限公司が22日に明らかにしたところによると、甬舟鉄道金塘海底トンネル舟山側の海面下42mの深さで、シールドマシン「定海号」が防潮堤の横断に成功し、陸上区間から海域区間の掘削工事に入った。これは世界最長の海底高速鉄道トンネルが海洋横断を開始したことを示している。科技日報が伝えた。

甬舟鉄道の総延長は76.4km。プロジェクトが完成し営業を開始すると、舟山諸島に鉄道が通らないという歴史に終止符が打たれることになる。金塘海底トンネルは同鉄道のカギを握るプロジェクトで、東中国海海域の寧波―舟山間の金塘水道の下方に位置し、全長は16.18kmで、世界最長の海底高速鉄道トンネルだ。

同トンネルのうち、シールド工事区間の長さは11.21 km。同トンネルの掘削に使用されるシールドマシン「定海号」「甬舟号」は今年5月16日、舟山側と寧波側から向き合うように、同時に掘削工事を開始した。「定海号」は東から西へと6270m掘削し、「甬舟号」は西から東へと4940m掘削する計画だ。2台のシールドマシンは高水圧及び複数種類の複雑な地層を通過し、海底で正確に合流する計画だ。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年10月23日

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