「笹川杯全国大学日本知識大会2024」が開催

人民網日本語版 2024年10月31日15:24

笹川杯全国大学日本知識大会2024の決勝の様子(写真提供・浙江大学)。

笹川杯全国大学日本知識大会2024の決勝の様子(写真提供・浙江大学)。

中国の大学生が日本に関する知識を競い合う「笹川杯全国大学日本知識大会2024」が10月26日と27日、浙江大学で開催された。今大会は日本財団が特別協賛し、浙江大学と日本科学協会が主催して、中国各地の大学100校の教員・学生398人が参加した。人民網が報じた。

挨拶する浙江大学の周江洪副学長(写真提供・浙江大学)。

挨拶する浙江大学の周江洪副学長(写真提供・浙江大学)。

決勝の開会式では、浙江大学の周江洪副学長が挨拶し、「笹川杯全国大学日本知識大会は中国の青年が日本に対する理解を深め、中日文化交流を促進するために、意思の疎通の架け橋を築いている」とした。

挨拶する日本科学協会の高橋正征会長(写真提供・浙江大学)。

挨拶する日本科学協会の高橋正征会長(写真提供・浙江大学)。

日本科学協会の高橋正征会長は、「大会を通して、皆さんが日本の文化や言葉、文芸に強い興味を抱き、深く理解していることをしみじみと感じることができた。参加者は日本に対する理解を深める過程で、知識そのものを得るだけでなく、知識の習得能力も向上させたと思う」と、感慨深げに語った。

20周年を記念する特別コーナーでは、日中笹川医学奨学金制度の受給者も特別参加した。その他、今回は参加者が「私と知識大会」と「10年後のアジア」をテーマにしたスピーチも行った。

個人戦で特等賞を受賞した南開大学の賈昕怡さん(写真左から2番目、写真提供・浙江大学)。

個人戦で特等賞を受賞した南開大学の賈昕怡さん(写真左から2番目、写真提供・浙江大学)。

団体戦で特等賞を受賞した北京外国語大学代表チーム(写真提供・浙江大学)。

団体戦で特等賞を受賞した北京外国語大学代表チーム(写真提供・浙江大学)。

最終的に、個人戦では南開大学の賈昕怡さんが特等賞を、団体戦では北京外国語大学代表チームが特等賞を受賞した。

閉会式で挨拶する日本財団の尾形武寿理事長(写真提供・浙江大学)。

閉会式で挨拶する日本財団の尾形武寿理事長(写真提供・浙江大学)。

日本財団の尾形武寿理事長は取材に対して、「日中両国が相互理解を深めるためには、対面交流が必要。未来を背負う若者が、相互理解と友誼を受け継ぐというのが、この大会の最大の意義」と語った。

2004年から開催されている笹川杯全国大学日本知識大会は今年20周年を迎え、中国全土の日本語教育界において最も影響力ある大会の一つになっている。大会で優秀な成績を収めた大学生は、8日間日本を訪問し、様々な角度から日本の社会や歴史、文化、自然に対する理解を深めることになっている。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年10月31日

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