紫檀彫刻、中国伝統文化の逸品
人民網日本語版 2024年11月01日09:23
中国では昔から紫檀を尊ぶ傾向がある。「百年に一寸しか成長しない硬木」のひとつである紫檀は、優れた材質と入手の難しさから「異木」とされてきた。紫檀文化は中華木工文化の頂点をなすもののひとつだ。圓彫(立体)、透雕、鏤雕(透かし彫り)といった中国伝統木彫技巧に加え、ほぞとほぞ穴で木材をつなぐ技巧、寸四方の小さなパーツを組み合わせる技巧を用いることで、「中国的哲学をたたえた逸品」へと姿を変え、中国の紫檀彫刻の技巧と芸術美の深淵をまざまざと見せつける。
「紫檀彫刻技法」は2011年に第三期の国家級無形文化遺産に登録された。かつては王侯貴族のものであった精巧な紫檀工芸品は今、多くの人々の支持と職人のたゆまぬ努力や知識の継承のたまものとして、文化クリエイティブグッズの開発、廃材利用、国境を超えた融合などのイノベーションをフル活用し、現代のライフスタイルに新たな息吹を吹き込んでいる。 (制作:中国外文局アジア太平洋広報センター)
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