年間3億着の衣類を生産 広西の小都市の豊かさへの秘密は?
広西壮(チワン)族自治区桂平市木楽鎮には繊維アパレルメーカーが500社以上あり、そのうち一定規模以上の企業(年売上高2000万元以上の企業)は11社を数える。アパレル産業の有効な登録商標が473件、独自ブランドが108ブランドに上り、衣類の年間生産量が3億着以上。製品は欧州、米国、東南アジア、アフリカなどの国・地域に輸出されている。
木楽鎮の2023年のアパレル産業の生産額は74億6000万元(1元は約21.3円)に上り、総人口7万8千人のうち、5万人近くがアパレル業界で働き、生活向上の夢を紡いでいる。
1980年代初頭、同鎮の人々はこぞってアパレルビジネスを始めた。発展を遂げた今、紡績、織布、染色から、刺繍、リブ編み、ゴムひもの製造、さらにはデザイン、販売に至るまで、トータルな産業チェーンが構築され、生産、供給、販売の切れ目のない連携を実現した。現在、同鎮には繊維アパレルメーカーが500社以上あり、そのうち一定規模以上の企業は11社、アパレル産業の有効な登録商標は473件、独自ブランドは108あり、年間で3億着以上の衣類を生産し、製品の販売先は欧州、米国、東南アジア、アフリカなどの国・地域だ。
ここ数年の間に、ネット販売、技術改良、管理の高度化などにより、同鎮の衣類製品はレベルアップ・高度化を遂げた。
家族経営工場からスマート化工場への転換を成し遂げた李林輝さんは、「製品の開発から技術改良まで、私たちは一歩ずつスマート化の方向へと包括的な発展を遂げつつあり、これにより市場における自社の競争力を高めることができる」と説明した。
潘永聡さんも親世代のやり方とは一線を画し、デジタル化された管理とテクノロジーイノベーションの重要性を認識し、土地を購入して工場を拡張し、学びを深め、発展戦略を調整し、デジタル化工場を建設し、オンラインとオフラインが連携した好調な販売ルートを構築した。潘さんは、「今や当社は製品の数量を追求する姿勢からブランド工場への転換を図り、転換の中で品質を数段階向上させ、中国内外の消費者の心をつかんだ。2019年の年間生産量は300万着で、中国内外でのシェアがそれぞれ50%を占め、売上高は7500万元に達した」と説明した。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年11月4日
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