四川省成都市、第1弾・36件のAIシーン建設需要リストを発表
このほど開かれた2024四川人工知能(AI)産業イノベーション発展サミットフォーラム並びに第1弾AI応用シーン発表大会では、四川省成都市が第1弾・36件のAIシーン建設需要リストを発表したことが5日、分かった。科技日報が伝えた。
この需要リストには「蓉易学」教育資源プラットフォームの建設・応用、都市ライフライン安全プロジェクトの建設、AI道路・橋梁点検、シェアサイクルのピーク調整、水資源業界AI大規模言語モデルの構築などが含まれる。優良教育資源が分散し、都市安全リスクの防止効率が低く、人による道路点検コストが高く、シェアサイクルのピーク期の分布が不均衡で、スマート水資源システムの更新が待たれるといった問題を解決するためだ。
発表現場。撮影・尤雨静
また同リストには農業大規模言語モデルの構築などの分野も含まれる。AI技術を利用し、成都地区の農業資源及び環境の特徴と結びつけ、データの採取、分析、処理を通じ科学的で信頼できる成都農業大規模言語モデルの構築を模索し、農業生産に意思決定の支援を提供し、農業生産プロセスの正確な制御を実現することにより、生産コストを下げ、資源の浪費と環境汚染を減らす。
また同リストには都市ガバナンス大規模言語モデルの構築の需要も含まれる。AI大規模言語モデルを利用し都市運営の早期警報・モニタリングやスマート分析などを行う。同モデルは事件の描写、事件の状態、処置・復旧などの重要データの識別と分析に基づき、都市運営のリスクタイプやレベルなどをリアルタイムで早期警報を行う必要がある上、出来事の過去のデータに基づき、都市の段階的な運営状況を分析・判断し、次の段階に生じうるリスクのための効果的な提案を生成する。
成都市の2023年のAI産業規模は780億元(1元は約21.3円)を超え、過去3年近くの年平均成長率は40%以上。AI企業は950社に達した。現在、成都はすでにAIを全市における産業チェーンの構築・補強の重点産業チェーンの一つに組み入れ、科学技術イノベーションと産業イノベーションの深い融合を全力で推進し、AI産業の質の高い発展を推進している。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年11月11日
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