5億人超、6300億元! 「冷たい」アイス・スノーが哈爾浜に「熱い」活気もたらす
写真提供・新華社
2024-25年のアイス・スノーシーズンには、中国の氷雪レジャーの観光客数は延べ5億2000万人、観光収入は6300億元(1元は約21.5円)を超える見込みだ。
5日、黒竜江省哈爾浜(ハルビン)市で開催された2025年氷雪観光発展大会で発表された「中国氷雪観光発展報告(2025)」は上記の予測データを示した。このデータは、アイス・スノーをを体験することが、ますます多くの人のライフスタイルになったことを示している。
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「超ラッキー!ちょうど氷雪祭りが開催されている時に来られるなんて」と大喜びする江西省から観光に来た00後(2000年代生まれ)の陳碧雲さんは、冬休みになったので友人と一緒に哈爾浜を訪れたという。
中国・哈爾浜国際氷雪祭りは1985年1月5日にスタートした、独自の魅力を放つアイス・スノーイベントだ。中国初の氷と雪をテーマとしたの国際的イベントでもある。日本のさっぽろ雪まつり、カナダのケベック・ウィンターカーニバル、ノルウェーのホルメンコーレンスキー大会と並び、世界4大冬季イベントと称されている。
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報告書のデータから、哈爾浜の「氷雪ブーム」の勢いを見ることができる。冬季テーマパークである哈爾浜氷雪大世界がオープンしてから半月で、同市が受け入れた観光客は前年同期比で21.3%増加した。24年に受け入れた観光客数は同30%以上増の延べ1億7900万人に上り、観光収入は同30%以上増の2314億2000万元に達した。
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同報告書によると、23-24年のアイス・スノーシーズンに全国で受け入れた氷雪観光客数は延べ4億3000万人、氷雪観光収入は5247億元だった。氷雪観光市場の勢いがさらに上昇し、氷雪観光消費の総合的な牽引力が際立つことがわかる。
大鍋で肉や野菜を煮込むピリ辛味の鍋料理「鉄鍋燉」は、市外から来た観光客が必ず食べる哈爾浜グルメの一品だ。市内の鉄鍋燉チェーンレストランブランドの共同創業者の姚立龍さんは、「1日に300テーブル以上の利用があり、来店者は1500人前後に上り、昨年からの爆発的な勢いが続いている。中央大街近くにある店舗では、アイス・スノーシーズンはほぼ満席になる。店ではカット冷凍梨などの冬季限定メニューも出しており、南方地域からのお客様に非常に人気がある」と話した。(編集KS)
「人民網日本語版」2025年1月6日
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