世界最大の離陸重量となる中国の民間水陸両用機が型式合格書を取得

人民網日本語版 2025年04月21日14:05

型式合格書を取得した中国が独自開発した水陸両用機AG600(写真提供・中国航空工業集団公司)。

型式合格書を取得した中国が独自開発した水陸両用機AG600(写真提供・中国航空工業集団公司)。

中国初となる中国民間航空規則に完全に準拠して独自に開発された大型水陸両用機「鯤竜」AG600が20日、中国民用航空局の型式合格書を取得した。これは世界最大の離陸重量となる民間水陸両用機が厳しい試験と検証をクリアし、開発が無事成功し、型式合格書を取得したことを示している。人民日報が伝えた。

「鯤竜」は10年以上にわたる研究開発によるもので、翼幅は38.8メートル、全長は38.9メートル、最大離陸重量は60トン、水搭載量は12トン、最低水平飛行速度は時速220キロメートル、最大実用航続距離は4500キロメートル、1回の放水面積は4000平方メートル。この開発は中国における大型水陸両用機の戦略的空白を埋めるものであり、中国の森林火災の消火および水上救援における喫緊のニーズを満たし、航空緊急救援設備システムを改善し、今後のその他の重点型式の合格書取得に有益な参考情報を提供することになる。(編集YF)

「人民網日本語版」2025年4月21日

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