食べログ微信ミニプログラムがリリース

訪日中国人客に日本の飲食店予約サービスを提供

人民網日本語版 2025年04月24日15:38

日本の飲食店検索・予約プラットフォームの「食べログ」とテンセント(騰訊)クラウドが23日、戦略的提携を結び、中国人観光客に特化した「食べログ日本グルメ飲食店予約」微信(WeChat)ミニプログラムを正式にリリースした。科技日報が伝えた。

このミニプログラムには日本の飲食店87万店の情報が収録されており、年間700万人近くの訪日中国人客に対し、利便性の高い飲食店予約体験を提供することが期待されている。

中国人観光客はアプリを別途ダウンロードすることなく、WeChatを通じて食べログ中国語版サービスを直接利用できる。これにより、地図検索や飲食店の画像閲覧、営業時間の確認、ユーザーレビューの参照といったニーズを満たしている。

特筆すべきは、新しくリリースされたミニプログラムはWeChatペイによるリアルタイムの為替レート決済に対応している点と予約(デポジット制)、セットメニュー予約(前払い、今夏リリース予定)という2種類の特徴的な予約モデルを提供している点だ。これにより、旅行前の飲食店セレクトと予約から、旅行中の食事体験までの一貫したサービスを実現している。同プラットフォームは日本の飲食業者にとっても新たな顧客開拓の有力な手段になる。

中国人観光客のニーズに注目し、WeChatペイやミニプログラムなどのツールを利用し、中国と同様のデジタル化サービスを提供する日本現地企業が増えている。WeChatミニプログラムは現在、日本の交通、観光、小売、EC、飲食などの分野に広く応用されており、現地サービスを提供するための重要な手段になっている。

テンセントクラウドのグローバル化事業はこの3年間にわたり、2桁成長を維持しており、テンセントの新たな成長エンジンとなりつつある。テンセントクラウドの現在の海外顧客数は累計1万社を突破し、80以上の国・地域をカバーし、グローバルパートナーは1万1000社を超えている。(編集YF)

「人民網日本語版」2025年4月24日

注目フォトニュース

関連記事