好きを仕事に!——スキー場のパトロール隊員
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消費の新たなニーズが次々と誕生し、市場も変化し続けているのを背景に、「職業」にも無限の可能性が生まれている。最近では「好きを仕事に」する若者などが、ユニークなスキルと経験を武器に、市場に新たな風を吹き込み、発展の新天地を切り開いている。
吉林省通化市の吉旅万峰通化スキーリゾートは4月になるとオフシーズンとなり、山は新緑の季節を迎える。同リゾートの山地運営総監を務める于偉さんは最近、招きを受けて、中国国家体育総局が筆頭となって行われたスキー場のパトロール隊員国家職業標準制定に参加した。そして、「趣味が高じて生まれた職業も、少しずつ規範化と制度化されている」とした。
終了したばかりの昨シーズンには、スキー場のパトロール隊員51人が、スキー場の「セキュリティーネットワーク」を作り、18分ごとに、メインゲレンデをパトロールした。最も混雑していた時期には、1日に12時間以上勤務し、ナイター営業が終わって、ようやく汗で濡れて重くなったスキーウェアを脱ぐことができるという日もあったという。
于さんは、「プロのスキー場のパトロール隊員は、基本的なスキーテクニックのほか、怪我人の救護のトレーニングを受け、救護に必要な動作や方法をマスターしていなければならない。また、怪我人をスノーモービルやアキヤボートで搬送したり、救援補助ツールを使いこなしたり、コースの規制ロープや救援用看板を設置したりしなければならない。スキー場のパトロール隊員を含むスキー場関連の職種が資格試験体系に組み込まれるようになるにつれて、スキーヤーに、安心して、楽しくスキーを楽しんでもらえるように、スキー産業は今後、さらに規範化された、プロフェッショナルなサービスを提供していくことになるだろう」とした。(編集KN)
「人民網日本語版」2025年4月25日
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