西北エリア初の低空ドライブ観光のルートが敦煌で発表

人民網日本語版 2025年10月30日16:17

中国西北エリア初の空飛ぶ車を使った「低空ドライブ観光」ルート発表イベントが今月28日、甘粛省敦煌市で開催された。

分割式の空飛ぶクルマ「陸地航母(Land Aircraft Carrier)」の車から飛行モジュールを分離させる動作の実演(写真提供・敦煌市メディアコンバージェンスセンター)。

分割式の空飛ぶクルマ「陸地航母(Land Aircraft Carrier)」の車から飛行モジュールを分離させる動作の実演(写真提供・敦煌市メディアコンバージェンスセンター)。

同ルートは、低空域を飛行する飛行装置のために設計されており、従来の観光スタイルと比べると画期的なスタイルとなっている。観光客はゴビ砂漠やオアシス、古道、万里の長城の関所といった、自然、人的・文化的景観を上空という独特の視点から、パノラマ式で楽しむことができる。同ルートは、鳴沙山月牙泉をスタート地点として、月牙泉小鎮、光電博覧パーク、陽関、及び玉門関景勝地を経由して、雅丹世界地質公園に到達し、「空中回廊+地上体験」の立体観光ネットワークを形成している。

同ルートの円滑な運営のために、敦煌市は沿線に専用の飛行スポット5ヶ所を建設し、飛行スポット運営会社が敦煌市の5大核心地点を構築する計画だ。第一陣の飛行スポットは来年7月に完成して、試験運営が始まる予定となっている。

分割式の空飛ぶクルマ「陸地航母」の飛行モジュールの機内の様子(写真提供・敦煌市メディアコンバージェンスセンター)。

分割式の空飛ぶクルマ「陸地航母」の飛行モジュールの機内の様子(写真提供・敦煌市メディアコンバージェンスセンター)。

ルート発表イベントでは、分割式の空飛ぶクルマ「陸地航母(Land Aircraft Carrier)」の敦煌市における初飛行と、自動分割の実演が行われた。「陸地航母」は来年発売され、引き渡しが行われる計画で、予定通りにいけば観光客は車を運転して離陸地点まで行き、その後、空を飛んで、観光するという「低空ドライブ観光」を楽しめるようになる。(編集KN)

「人民網日本語版」2025年10月30日

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