中国が100%独自に開発・設計・製造した国産最大直径(16.07メートル)のスラリー圧力平衡トンネル掘削機「運河号」が10日、稼働に成功した。これにより北京東六環道路(京哈高速道路-潞苑北大街)の改良工事が、シールドマシンによるトンネル掘削の段階に全面的に突入したことになる。「科技日報」が伝えた。
「運河号」はカッターヘッド、機械本体、5組の台車で構成され、断面は直径16.07メートル、1列の長さは145メートル、重量は約4500トンで、国産トンネル掘削機の直径で最大記録を更新した。
「運河号」は中国独自開発で世界初の長距離掘削時にカッターを交換しない技術が採用され、4800メートル連続で掘削してもカッターの交換が不要だ。
「運河号」のカッターの検査には世界初の光ファイバーによる摩耗のチェック技術が応用され、カッターに交換可能な摩耗チェックカッターが12ヶ所設置されている。これにより実現したカッターの摩耗量のリアルタイムチェック技術は、従来の技術に比べてより安全かつ正確で、効率が高いものになっている。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年8月12日
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