「心に映る中国」日本人がとらえた中国フォトコンテストの授賞式が東京で開催

人民網日本語版 2023年09月12日10:54

「心に映る中国」日本人がとらえた中国フォトコンテストの授賞式が6日午後、東京の中国文化センターで開催された。呉江浩駐日大使や在日本中国大使館文化処の陳諍公使参事官、同広報部の張沛霖公使参事官、人民網監事会の唐維紅主席、鳩山由紀夫元内閣総理大臣、公益財団法人日中友好会館の黄星原中国代表理事、日本国際貿易促進協会の安田真人専務理事、日本中国友好協会の永田哲二常務理事、日中協会の瀬野清水理事長といった中日各界の友好関係者約120人が出席した。また福田康夫元内閣総理大臣や中国撮影家協会の李舸主席も、祝辞やビデオメッセージを寄せて、同コンテストが中日民間交流と両国の友好を促進するうえで、積極的な役割を果たしていることを高く評価した。人民網が報じた。

挨拶する呉江浩駐日大使(撮影・許可)。

挨拶する呉江浩駐日大使(撮影・許可)。

呉大使は挨拶の中で、「『心に映る中国』フォトコンテストは、日本の方々が中国に対するイメージや中国で見聞きしたことを共有する重要なプラットフォーム。中国におけるさまざまな瞬間を捉えた写真1枚1枚を一つに繋げると見えてくるのは、『中国の物語』だ。中国の大地で現在、描き出されている素晴らしい『中国の物語』は、『中国式現代化』と呼ばれている。『中国式現代化』は、質の高い発展やハイレベルな対外開放の推進に力を入れており、日本を含む世界各国に協力の機会をもたらすだろう」と語った。

そして、「今年は、『中日平和友好条約』締結45周年で、両国が平和と友好を願う初心を振り返り、中日関係の未来を展望する重要な機会となる。現在、両国関係は複雑で困難な局面に直面しているが、そのような時こそ、双方が民間友好に対する確固たる信念を貫き、人員の交流と往来の促進に力を入れ、相手国に対する客観的、かつ積極的なイメージを作り出し、相互理解、相互信頼を深め、新時代の必要に応じた中日関係を構築するべく、民意の基礎を築き上げる必要がある」との見方を示した。

挨拶する人民網監事会の唐維紅主席(撮影・許可)。

挨拶する人民網監事会の唐維紅主席(撮影・許可)。

唐主席は挨拶の中で、「文化交流や観光を通じた交流は、中日民間交流の重要なスタイルの一つ。『心に映る中国』フォトコンテストの応募者は、カメラを通して、中国の名所旧跡、自然、民族情緒、日常の風景などを記録している。作品を通して、日本人観光客の中国に対する友好的な思いを感じることができたほか、独特な視点から中国の美しさを見ることもできた。応募作品全てが非常に高い価値を備えている。それらの作品が集まるこのコンテストは、旅行を愛し、写真を愛する中日両国のネットユーザーが作品を披露し、交流する場となり、さらにはより多くの日本の人々がより身近に中国を感じ、知ることのできるきっかけとなっている」と語った。

挨拶する鳩山由紀夫元首相(撮影・許可)。

挨拶する鳩山由紀夫元首相(撮影・許可)。

鳩山元首相は、「『心に映る中国』フォトコンテストのたくさんの応募作品は、日中友好の一番の証で、日中民間友好交流のしっかりとした基礎が示された。民間交流は、日中関係を促進するうえで、非常に意義深い。両国の人々が『友愛』をテーマに、写真を通して、交流と理解を深めることを願っている」と語った。

呉江浩駐日大使に展示作品を紹介する人民網監事会の唐維紅主席(撮影・許可)。

呉江浩駐日大使(写真中央)に展示作品を紹介する人民網監事会の唐維紅主席(写真右から2番目、撮影・許可)。

福田康夫元首相から寄せられた祝辞(撮影・許可)。

福田康夫元首相から寄せられた祝辞(撮影・許可)。

「心に映る中国」シリーズのフォトコンテストは、在日本中国大使館の提案で開催が始まった2016年以来、これまでに3度開催され、日本の写真愛好家から累計で3000枚以上の作品が寄せられた。昨年の中日国交正常化50周年と今年の中日平和友好条約締結45周年を記念して、第3回フォトコンテストが2022年11月中旬に正式にスタートした。同コンテストは、人民網日本株式会社と中国国際航空公司日本支社が共催し、在日中国企業協会や華為技術日本株式会社、株式会社Record China、及び日中友好会館の共催、協賛を得た。審査員による一次審査や中日写真界の専門家の二次審査を経て、特等賞含む受賞作品7点が選ばれたほか、今回は特別に「エアチャイナ特別賞」と「人民網特別賞」が設置された。

挨拶する在日中国企業協会の王家馴会長(撮影・許可)。

挨拶する在日中国企業協会の王家馴会長(撮影・許可)。

授賞式において、王会長は、共催・協賛機関を代表して挨拶を行い、「『心に映る中国』日本人がとらえた中国フォトコンテストにたくさんの日本人の方々が応募したように、一般国民は、両国の文化交流を記録する民間の使者であり、両国を結びつける重要な架け橋となっている」と語った。

挨拶する公益財団法人日中友好会館の黄星原中国代表理事(撮影・許可)。

挨拶する公益財団法人日中友好会館の黄星原中国代表理事(撮影・許可)。

黄理事は、受賞者を祝福し、「今回のコンテストが成功裏に開催されたことは、中日友好の基礎は文化交流にあり、作品を通して、『市井の達人』を探し出すことができるということが再び証明されたと言える。『心に映る中国』フォトコンテストの各応募者は、作品を通して、中国で感動した瞬間、忘れ難い瞬間、見聞きしたことを共有すると同時に、日本の方々や日本の社会に、今の中国の社会の発展をリアルに伝えている」と語った。

ビデオメッセージを寄せた中国撮影家協会の李舸主席(撮影・許可)。

ビデオメッセージを寄せた中国撮影家協会の李舸主席(撮影・許可)。

東京中国文化センターに展示された優秀作品(撮影・許可)。

東京中国文化センターに展示された優秀作品(撮影・許可)。

作品について説明する特等賞受賞者の代理人(撮影・許可)。

作品について紹介する特等賞受賞者の代理人(写真一番右、撮影・許可)。

受賞作品を鑑賞する来場者(撮影・許可)。

受賞作品を鑑賞する来場者(撮影・許可)。

受賞者たちは取材に対し、「百聞は一見に如かずという言葉があるように、リアルな中国を自分で体験し、壮大で美しい自然の景色を見て、多彩な文化や風情を体感すれば、必ず中国が好きになる」や、「一人でも多くの日本人が、私たちのように中国に実際に足を運び、各地のリアルな発展状況を目にし、旅の途中で、心を揺さぶる風景に出会うことを願っている」といったそれぞれの中国への思いを語った。

記念写真を撮影するゲストと受賞者(撮影・許可)。

記念写真を撮影するゲストと受賞者(撮影・許可)。

授賞式では、主催者代表の中国国際航空公司日本支社の馮力支社長や、人民網日本株式会社の孫璐代表取締役社長、共催・協賛機関代表の東京・中国文化センターの羅玉泉センター長、中国駐東京観光代表処の欧陽安首席代表、華為技術日本株式会社の于洋広報本部部長、日本在住の中国人写真家・馮学敏さん、日本人写真家・本堂亜紀さんなどのゲストが受賞者に賞を授与したほか、受賞作品の講評を行った。

>>「心に映る中国」日本人がとらえた中国フォトコンテスト2022受賞作品

>>「心に映る中国」日本人がとらえた中国フォトコンテスト2022投稿作品一覧

(編集KN)

「人民網日本語版」2023年9月12日

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