毎年恒例の杭州・霊隠寺カレンダー 辰年の言葉は「龍徳耀日」

人民網日本語版 2023年12月04日15:38

浙江省杭州市の霊隠寺は3日に境内で、庚辰(かのえたつ)となる2024年新年カレンダーのメディア向け発表会を行った。同寺はこれまで12年連続で、新年を祝う言葉をデザインした新年カレンダーを市民に無料で配布している。光泉住職が今回寄せた言葉は「龍徳耀日」だった。中国新聞網が伝えた。

霊隠寺は西インドの僧侶の慧理が開祖で、東晋時代の咸和元年(326年)に建立された。およそ1700年の歴史があり、杭州で最も長い歴史を持つ古刹だ。

光泉住職は、「龍は中国伝統文化の符号であり、昔から神聖でおめでたいものとされてきた。龍はたゆまぬ努力、あふれる生命力、奮闘努力と向上、開放的で包摂的といった精神を表わしている。中国には昔から徳をよしとし、徳を敬うといった伝統があり、昔の優れた思想家は徳に基づいて政治を行い、徳と賢人を尊ぶことを提唱した。龍は中華世界の伝統文化における重要な符号・シンボルであり、『龍徳耀日』とは、高い品徳は太陽のように大地をあまねく照らし、万物を生み出し成長させるということを指している。みなさんに心を一つにして、徳のある者を選出し、能力のある者を採用し、たゆまず努力し、徳を高めて成果を上げ、その日その日の陽光のきらめきを心から感じてほしいとの願いを込めた」と説明した。(編集KS)

「人民網日本語版」2023年12月4日

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