「中国天眼」、パルサーの発見数は900個を突破

人民網日本語版 2024年04月18日14:15

中国科学院国家天文台FAST運営・発展センターの17日の情報によると、「中国天眼」として知られる500m口径球面電波望遠鏡(FAST)が発見したパルサーの数が900個を突破した。新華社が伝えた。

貴州省平塘県に位置する「中国天眼」は、世界最大で感度が最高の単一口径球面電波望遠鏡だ。「中国天眼」は2017年10月に第1弾となる新たなパルサーの発見を発表した。中国人が独自に開発した電波望遠鏡でこれらのパルサーを発見したのは初めてとなる。

「中国天眼」が発見した900個余りのパルサーは、世界のその他の望遠鏡が同期に発見した総数の3倍以上だ。

さらに「中国天眼」は人類のパルサー放射強度の観測範囲を広げた。発見された900個余りのパルサーの大半は、世界のその他の望遠鏡では発見が難しい暗いパルサーだ。これには120個余りの連星パルサー、170個余りのミリ秒パルサー、80個の暗い偶発パルサーがある。

「中国天眼」はここ数年、多くの成果、優れた成果を上げる段階に入っている。電波望遠鏡によって初めて電波帯域でブラックホールの「脈動」を観測し、これまでで軌道周期が最も短いパルサー連星システムを発見し、世界最大の中性水素銀河サンプルを検出・構築している……。「中国天眼」は重要な発見を継続し、宇宙の謎を探究する中国のより多くの貢献を成し遂げている。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年4月18日

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