中国産ネギの輸入量が760%増と激増!韓国が中国からの輸入を強化するワケは?

人民網日本語版 2024年05月09日15:00

今年4月、韓国の外食物価が前年同月比3%増となったほか、果物や野菜の価格も高止まりしている。韓国の人々の食費負担が高まるにつれて、中国から輸入する野菜が激増するようになっている。

最近、韓国で外食する消費者の多くが、「ランチがどんどん高くなっている」と悲鳴を上げている。首都・ソウルで一般的なランチは人民元に換算して70-80元(1元は約21.5円)だ。韓国統計庁が最近発表した最新統計によると、4月、韓国の外食物価は前年同月比で3%上昇した。これにより、外食物価上昇率が消費者物価指数上昇率を上回ったのは35ヶ月連続となった。

外食物価だけでなく、韓国の国民が自炊する際の食材の価格も上昇している。韓国統計庁が今月初めに発表した統計によると、4月、韓国の消費者物価指数は前年同月比で2.9%上昇した。うち、農産物の価格は20.3%増と、大幅に上昇した。リンゴやナシといった果物の価格は高止まりしており、物価の水準を押し上げる主な要素の一つとなっている。

韓国の国産野菜と果物の価格が高止まりしているのを背景に、品質とコスパに優れた中国産の野菜の輸入量が激増している。韓国関税庁の最新データによると、今年3月、中国から輸入したネギとキャベツの量は、前年同月比で764%増と171%増とそれぞれ激増した。また、中国から輸入するニンジンやタマネギの量も増えている。

物価を安定させるために、韓国は今月から、ハクサイやキャベツ、ニンジンなど7品目を新たにゼロ関税の適用範囲に組み込んだ。そのため、しばらくの間は、輸入する農産物がさらに増えるとみられている。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年5月9日

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