財政部と工業・情報化部「今年34都市を選定し中小企業のDXテスト事業を実施」
中小企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)への支援を強化するため、財政部(省)弁公庁および工業・情報化部弁公庁がこのほど、「2025年中小企業のDX都市テスト事業に関する通知」を発表したことが12日、財政部への取材で分かった。それによれば、2025年には約34都市を選定し、第3弾となる中小企業DX都市テスト事業を実施する。テスト事業の実施期間は、実施計画の承認日から起算して2年間とする。科技日報が伝えた。
同通知は、以下の5つの重点任務を掲げている。(1)企業の需要を中心とし、トランスフォーメーションの実効性を強調すること(2)供給と需要の両面から推進し、専門的な供給を強化すること(3)探求と革新を奨励し、道筋を明確にすること(4)メカニズムの革新を強化し、要素による保証を確実にすること(5)経験の総括を強化し、施策の継続的な最適化を図ること。
同通知は、重点産業および重点企業に焦点を当てるべきことを明確にしている。テスト事業都市は、従来産業の改造・高度化を推進するとともに、戦略的新興産業および未来産業の発展を同時に重視する姿勢を堅持すべきだ。コンピューターおよび通信電子設備製造、一般・専用機械装置製造、自動車製造などの製造業の重点分野において、具体的な細分業種を選定し、DXのテスト事業を実施する必要がある。選定される細分業種は、国家の地域戦略発展計画および産業誘導方針に合致し、当該都市の産業基盤および特徴的な優位性を反映すべきだ。
このほか、テスト事業都市は、確定された細分業種において、産業チェーンの中核部分に位置する中小企業を今回のDXの重点対象として選定する必要があり、とりわけ、「専精特新(専門化・精密化・特徴化・新規性)」中小企業および一定規模以上の工業中小企業を優先的に改造対象に含める必要がある。(編集ES)
「人民網日本語版」2025年5月13日
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