2025年上海テクノロジーフェス、人型ロボットが「科学レッドカーペット」に初登場へ

人民網日本語版 2025年05月14日13:27

「上海には外灘(バンド)やディズニーリゾート、武康大楼といった人気観光地があるだけでなく、最先端の大型科学施設や重点実験室も多数集まっている」と、上海市科学技術委員会の黄紅副主任が語った。中国新聞網が伝えた。

同委員会によると、2025年上海テクノロジーフェスティバルは5月17日に開幕し、上海市全域16区を対象に、2週間にわたって開催される予定だ。

毎年のテクノロジーフェスで注目を集める恒例イベント「科学レッドカーペット」には、今年初めて人型ロボットが登場する。今回は、人型ロボットとその開発チームがともにレッドカーペットに登場し、人間とロボットが栄光の瞬間を共有することで、上海テクノロジーの活力を示す。

さらに今大会では、参加者に向けた新たなテクノロジー体験も用意されている。たとえば、人型ロボットによる接客サービスや、バーチャルリアリティ(VR)を活用したプレゼン支援用のスマートグラスなどが紹介される予定だ。

資料写真:2024年の上海テクノロジーフェス。撮影・鄭瑩瑩

資料写真:2024年の上海テクノロジーフェス。撮影・鄭瑩瑩

上海テクノロジーフェスは1991年に初開催されて以来、30年以上の発展を遂げてきた。中国で初の政府主導型、そして世界で2番目に都市名を冠したテクノロジーイベントとして誕生し、現在では市民が科学を理解し、イノベーションを体験するための重要なプラットフォームとなっている。今年は「生活をより良くするテクノロジー」をテーマに、全市民参加型のテクノロジー・カーニバルの形を通じて、最先端のテクノロジーと都市生活の深い融合を実現することを目指している。

今回のテクノロジーフェスでは、近年の上海における先端テクノロジーや未来産業分野の最新成果や進展が全面的に展示される。過去5年間近くで上海の科学者が「Science」「Nature」「Cell」の世界三大科学誌に発表した論文数は全国の29.2%を占めており、数々の重要な研究成果が上海テクノロジーの輝かしいシンボルとなっている。(編集ES)

「人民網日本語版」2025年5月14日

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