「華竜1号」世界初号機、1000日間連続の安全・安定運転を達成

人民網日本語版 2025年05月15日16:55

中国国産第3世代原子炉「華竜1号」の世界初号機ある中核集団福清原子力発電所5号機が14日、1000日連続の安全・安定運転を達成した。社会に370億kWhを超えるクリーン電力を安定供給し続けている。資料写真は4月30日に空撮された「華竜1号」モデルプロジェクト福清原子力発電所5・6号機。(ドローンで撮影、写真提供:福清原発)

資料写真は4月30日に空撮された「華竜1号」モデルプロジェクト福清原子力発電所5・6号機。(ドローンで撮影、写真提供:福清原発)

中国国産第3世代原子炉「華竜1号」の世界初号機である中核集団福清原子力発電所5号機が14日、1000日連続の安全・安定運転を達成した。社会に370億キロワット時(kWh)を超えるクリーン電力を安定供給し続けている。中国新聞社が伝えた。

「華竜1号」は中国が30年以上にわたる原子力発電の科学研究、設計、製造、建設、運営の経験をもとに、世界最新の安全基準に基づき研究開発した100万kW級の先進加圧水型原子炉技術で、世界最高水準の安全基準を採用し、完全に独自の知的財産権を有する加圧水型原子炉の革新的な成果だ。

「華竜1号」の1基当たりの年間発電量は100億kWhに達し、中等先進国の人口100万人分の年間生産・生活用電力の需要を満たすことができ、毎年二酸化炭素排出約816万トンの削減に相当する。また「華竜1号」の量産化が着実に進んでおり、川上・川下の6000社近くの企業による完全な産業チェーン供給体系を構築している。

世界で認可され建設中または運転中の「華竜1号」は合計41基で、世界で認可され建設中または運転中の数が最多の第3世代原子力発電技術となり、現在の原子力発電建設の主力機種となっている。福清原子力発電所の5・6号機は「華竜1号」モデルプロジェクトとして、運転状態が良好だ。6号機は今月30日に連続安全・安定運転1000日を迎える見込みだ。(編集YF)

「人民網日本語版」2025年5月15日

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