中国、「1970年ユネスコ条約」締約国会議の議長国に初選出

人民網日本語版 2025年05月20日14:32

国連教育科学文化機関(ユネスコ)の1970年の「文化財の不法な輸入、輸出及び所有権移転を禁止し及び防止する手段に関する条約」(以下「条約」)の第8回締約国会議が19日にフランス・パリで開幕し、中国が初めて議長国に選出された。新華社が伝えた。

楊新育・ユネスコ中国政府代表部大使が議長を務め、効率的で秩序ある議事進行と目標の達成を確保するため、リーダーシップを発揮し、調整にあたる。

楊氏によると、中国は1989年に「1970年ユネスコ条約」を批准。それ以来、一貫して同条約の精神を積極的に実践し、文化財の不法な輸出入および所有権の不法な移転を防止し、取り締まるために、国内で一連の措置を講じてきた。また、同条約の原則や要求との整合性を図るため、文化財保護に関する国内法体系の整備を続けてきた。

楊氏によると、中国は文化財の不法取引を取り締まる国際協力にも積極的に参加し、文化財の不法な越境移動を防ぐための政府間協定を各国と締結するとともに、ユネスコの枠組みの下での関連活動にも積極的に参加してきた。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年5月20日

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