3隻目の1万トン級遠洋病院船が登場

人民網日本語版 2025年05月20日14:37

中国が独自に設計・建造した1万トン級遠洋病院船「吉祥方舟」がこのほど、黄海の海域で医療訓練を実施した。今回招集された医療スタッフには、内科、外科、救急・集中治療など複数の診療科の専門家が含まれ、現場で訓練を行った。医療チームは様々な「負傷状況」に応じて緊急時対応計画を迅速に実施し、手術準備を素早く整えた。医療監視チームは「負傷者」のバイタルサインを持続的にモニタリングし、突発事態に備えた。中国中央テレビが伝えた。

中国海軍の病院船「吉祥方舟」は、中国が独自に設計・建造した3隻目の1万トン級遠洋病院船で、艦番号は「868」。現時点で最新・最先端の病院船として、「吉祥方舟」はより先進的な設備を備え、機能配置がさらに改善されている。船内には先進的な医療設備と経験豊富な医療スタッフが配備されており、8つの手術室、クラス1000のクリーンルーム2室、クラス10000のクリーンルーム6室。特にPCR検査室の新設と隔離病棟の増設により、大量の感染症患者の検査・診断および収容処理能力を持つようになった。

「吉祥方舟」号は、戦時には負傷者に洋上での早期治療および専門治療を提供可能で、平時には洋上医療救護任務や艦隊・離島駐屯部隊への医療支援、国際人道支援任務などにも対応できる。(編集SC)

「人民網日本語版」2025年5月20日

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