【素敵な四季を探す旅】小満
人民網日本語版 2025年05月21日09:12
5月21日は二十四節気の8番目で、夏の2番目の節気となる「小満」。「素敵な四季を探す旅」シリーズでは、旅行好きなSisiが素敵な四季を探す旅に案内!今回は生気あふれる夏の息吹を感じられ、「中原エリアの穀物倉庫」と呼ばれる河南省南陽市を紹介する。
小満は麦が穂をつける頃となる。中国の北方エリアでは、麦などの夏に収獲期を迎える作物の実が少しずつ大きくなるものの、まだ収穫できるほどではないため、「小満」と呼ばれている。一方、南方エリアではこの時期、雨が多くなり、早生大麦が次々と収穫期を迎え、倉庫に納められる。
小満の時期になると、気温や湿度が高くなり、イライラしがちになる。そこで人々は運動を通じて、メンタルヘルスを整える。散歩やジョギング、太極拳は、夏に人気のスポーツとなる。
また「小満」は、養蚕農家にとっては大事な時期となる。昔の人々は、養蚕の神はカイコの病害や災害から守ってくれると考えていたため、養蚕農家は小満の日に養蚕の神を祀っていた。そんなカイコから作り出された美しい絹織物は、古くからシルクロードを通して、海外に輸出されていた。そして現在も、中国のシルク製品は国際定期貨物列車「中欧班列」や商船で世界に輸出されている。
麦の穂が実り始め、カイコが盛んに桑の葉を食べ始め、やや満たされるこの時期は、万物が次第に育つ頃でもある。(編集KN)
「人民網日本語版」2025年5月21日
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