呉海龍・中国公共外交協会会長「4つの大きな趨勢が国際構造を再編」

人民網日本語版 2025年05月22日14:24
呉海龍・中国公共外交協会会長「4つの大きな趨勢が国際構造を再編」

「グローバル繁栄サミット2025」が5月19日から21日にかけて、香港特別行政区で開催された。中国公共外交(パブリック・ディプロマシー)協会の呉海龍会長は20日、サミットの開幕式で「現代中国と世界」をテーマに講演を行った。中国新聞網が伝えた。

呉会長は「現在世界には『中国の台頭』『米国と西側諸国との関係の亀裂』『グローバル・サウスの台頭』『世界の重心のアジアへのシフト』という4つの大きな趨勢が見られ、これらが国際構造を再編していくことになる」と述べた。

呉会長は「中国の発展に対する中傷や妨害を試みる者がいるが、中国の台頭が世界に貢献していること、国際社会が中国に賛同し期待していることは、いずれも争えない事実だ。中国は引き続き『相互尊重』『平和共存』『協力・ウィンウィン』の原則に従い、中米関係の安定的で健全かつ持続的な発展を後押ししていく。米国が中国の発展を客観的かつ理性的に受け止めることを望む」と表明。

「『グローバル・サウス』の集団的台頭は、今の時代の最も鮮明な象徴であり、国際構造と国際関係におけるパワーバランスには『南昇北降』の趨勢が生じている。『グローバル・サウス』の一員である中国は、『グローバル・サウス』諸国が団結・自強の新たな章を綴ることを常に行動によって支えている」と指摘した。

呉会長はさらに、「複雑で変化に富むこの世界において、中国は常に平和の側、大多数の国の共通利益の側、公平と正義の側に立っており、世界の平和と発展に一層の貢献を果たすことを望んでいる」と述べた。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年5月22日

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