李強総理が「ASEAN-中国-湾岸協力会議サミット」に出席

人民網日本語版 2025年05月28日14:49
李強総理が「ASEAN-中国-湾岸協力会議サミット」に出席

李強総理は27日、マレーシア・クアラルンプールで開催された「ASEAN-中国-湾岸協力会議サミット」に出席した。新華社が伝えた。

李総理は「国際情勢が混迷し、世界経済の成長が力強さを欠く中において、我々が3者サミットという交流の場と協力メカニズムを構築したことは、地域経済協力における大きな先駆的取り組みであると言えるだろう。各関係国はこの歴史的機会をしっかりと捉え、3者協力の内容を一層豊かなものにし、現代における世界的協力の発展の模範を築くべく努力すべきだ。第1に、異なる地域を跨ぐ開放の模範を築く。3者を、資源・技術・人材がより効率的に流通し、貿易や投資がより自由かつ円滑に行われる、共有型の大市場へと構築する。第2に、異なる発展段階を跨ぐ協力の模範を築く。相互尊重と対等な付き合いを基礎に、3者の発展戦略の連携を深化させ、マクロ経済政策の調整を強化し、産業協力を緊密化する。第3に、異なる文明を跨ぐ融合の模範を築く。3者間のより深いレベルの人的・文化的交流を推進し、相互信頼の基礎を一層固め、グローバル文明イニシアティブを実践し、より多くの平和的発展の共通認識を形成し、パワーを結集する」と指摘。

「中国はASEAN及び湾岸協力会議との3者パートナーシップを強化し、『一帯一路』(the Belt and Road)の質の高い共同建設に向けた行動計画の策定を協議し、インフラや市場ルールなどの連携と連結を強化し、エネルギー、農業、人工知能(AI)、デジタル経済、グリーン・低炭素といった分野で協力を拡大し、人的往来と民心の通じ合いを促進することを望んでいる。3者は国連など多国間の枠組みにおける意思疎通と調整を強化し、発展途上国の共通利益を守り、覇権主義やパワー・ポリティクスに旗幟鮮明に反対し、グローバル・ガバナンスのより公正かつ合理的な方向への発展を後押しする必要がある」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年5月28日

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