謝鋒駐米大使「『経済・貿易』『人・文化』の中米分離は支持されず成功もしない」

中国の謝鋒駐米大使は在米国中国大使館で6日に開催されたイベント「茶和天下 楽貫中西」（Tea for Harmony: East Meets West in Music）で、「冷戦であれ関税戦争であれ、戦うべきではなく、戦っても勝つことはできない。経済や貿易であれ、人や文化であれ、そのデカップリング（中米分離）は人々から支持されず、成功することもない。異なる国や文明は、相互尊重の中で共に発展し、小異を残して大同につく中で協力・ウィンウィンを実現するべきだ」と述べた。新華社が伝えた。

謝大使は「茶は東西の文明をつなぐ紐帯にして架け橋であり、中米両国が隔絶状態を終え、協力・ウィンウィンを図った歴史を見つめた「証人」でもあった。歴史と現実は、中米間の相互尊重、平和共存、協力・ウィンウィンが、両国のみならず世界の平和と発展にも資するということを我々に示している」と指摘。

「中米関係は現在、重要な歴史的節目にある。米側に対し、中国側と向き合って進み、両国首脳が電話会談で得た重要な共通認識をしっかりと実行に移し、中国に対して実施している間違った措置を撤回し、中米関係を正常な軌道に戻すために必要な条件を整えることを望む。両国の有識者には、客観的・理性的な声を上げ、交流と協力の架け橋を築き、中米関係の安定的で健全かつ持続可能な発展のために積極的な役割を果たしてもらいたい」とした。（編集NA）

「人民網日本語版」2025年6月9日