世界初の人型ロボット競技大会が開幕

人民網日本語版 2025年08月15日13:31

人型ロボットを競技主体とする世界初の総合競技大会「2025世界人型ロボット競技大会」が14日、国家スピードスケート館「アイスリボン」で正式に開幕した。16の国・地域から集まった280チームが北京に勢ぞろいし、8月15日から17日までの3日間、競技種目、エキシビション種目、シナリオ種目、周辺種目の4カテゴリーで、計26種目487試合を繰り広げ、人型ロボットのスマートな意思決定や運動協調などの分野における最先端の成果を披露する。新華社が伝えた。

8月14日に撮影された開幕式の様子。撮影・謝晗

8月14日に撮影された開幕式の様子。撮影・謝晗

歌とダンスの演目「炭素系生命の世界へようこそ」では、人間のダンサーとロボットが息の合った演技で「炭素系とシリコン系の対話」を表現。ファッションショー「天工霓裳」では、無形文化遺産の技と未来的デザインが見事に融合……14日の開幕式では、100を超えるチームが「アイスリボン」の舞台を輝かせ、さまざまなメカロボットが競い合い、ロボットのストリートダンスや伝統演劇パフォーマンスなどが次々と披露された。さらにプロのストリートダンスチームと共演し、科学技術と人類文明の衝突と融合を生き生きと表現した。ステージ中央の「智芯」装置——青いクリスタルチップを埋め込んだ金属製の四角錐が点灯すると、2025世界人型ロボット競技大会が正式に幕を開けた。

8月14日、開幕式で入場するロボット代表団。撮影・張晨霖

8月14日、開幕式で入場するロボット代表団。撮影・張晨霖

8月14日、開幕式でフリーファイトを披露するロボット。撮影・張晨霖

8月14日、開幕式でフリーファイトを披露するロボット。撮影・張晨霖

2025世界人型ロボット競技大会の開幕式は「知を競い未来へ」をテーマに、科学技術と人的・文化的要素の融合による演出で、AI(人工知能)とスポーツ精神のぶつかり合いを表現した。大会は21の主要種目と5つの周辺種目で構成され、主要種目には、▽100m、400m、1500m、立ち幅跳び、自由体操、5人制サッカーなどの競技種目、▽ソロダンス、グループダンス、武術などのエキシビション種目、▽工場シナリオ(資材搬送技能競技)、病院シナリオ(医薬品仕分け技能競技)、ホテルシナリオ(清掃サービス技能競技)などのシナリオ種目がある。周辺競技はバスケットボール、卓球、団体ダンス、キックボクシング、カンフーファイトの5種目となっている。(編集YF)

「人民網日本語版」2025年8月15日

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