中国・アフリカ衛星リモートセンシング協力、成果相次ぐ
10月20日に開催された「中国・アフリカ衛星リモートセンシング応用協力センター2025年会議ウィーク」の開幕式で、中国自然資源部(省)国際協力司の副司長・呉峻氏は、「中国・アフリカは運命を共にする共同体であり、中国・アフリカ協力は南南協力の模範であり、極めて重要な戦略的意義を持っている。中国はアフリカ諸国と手を携え、中国・アフリカ首脳の戦略的リーダーシップの下で、第8回中国・アフリカ協力フォーラム閣僚級会議および北京サミットで両国首脳が達成した政治的合意を具体的な行動へと転化させ、中国の衛星データをアフリカと共有し、より多様な分野での応用モデルを展開することで、衛星リモートセンシング技術が中国・アフリカの社会・経済発展と国連持続可能な開発目標の実現により一層貢献できるようさらに推進していきたい」と述べた。人民網が伝えた。
地球を見通す「天の目」と称される衛星リモートセンシング技術は、全域カバー、リアルタイム監視、精密分析といった優位性を備え、持続可能な開発を推進し、ガバナンス能力を高めるための重要な支えとなっている。
ガーナ環境・科学技術・イノベーション省の科学技術イノベーション副大臣クワミナ・クエイソン氏は、「衛星リモートセンシングの応用は、社会実践を推進し、持続可能な開発目標を実現するための重要な原動力だ。ガーナは中国および他の国々と深い協力関係を築き、高分解能衛星データの処理や人材育成を共に推進していきたい。中国・アフリカ協力は単なる技術交流にとどまらず、両国の共通繁栄に関わるものだ」と語った。
今回のイベントは、中国自然資源部国土衛星リモートセンシング応用センターと国家衛星海洋応用センターの共催によるものだ。自然資源部国土衛星リモートセンシング応用センターは、これまでにアフリカ16カ国の政府機関およびアフリカ資源測量開発地域センターと協力覚書を締結し、14の衛星リモートセンシング・クラウドサービスプラットフォーム拠点を構築。アフリカのパートナーに対して、延べ7万シーンを超える高分解能リモートセンシング画像を無償提供し、アフリカ諸国の開発計画に対して強力な空間情報支援を行ってきた。
会議ウィークは10月24日まで開催される予定で、この間に「中国・アフリカ衛星リモートセンシング応用協力シンポジウム」や「業務会議」など複数の特別イベントが行われる。アフリカ20カ国および国際機関の代表が、衛星リモートセンシング応用や空間情報管理などに関する各国の全体状況、成功事例、経験、ニーズを共有し、地球観測と持続可能な開発分野での中アフリカ協力をいっそう深化させる見通しだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2025年10月22日
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