中国、心臓の鼓動で自ら発電するペースメーカーの開発に成功
人民網日本語版 2026年01月23日13:19
中国科学院大学などの研究チームが、心臓の拍動を利用して自ら発電する共生型ペースメーカーの開発に成功したことが21日、同大学への取材で分かった。この技術は、電池切れにより再手術でペースメーカーを交換しなければならないという課題の解決につながる可能性があり、「一度の埋め込みで生涯使用可能」を目指す重要な一歩となる。関連研究成果は学術誌「Nature Biomedical Engineering(ネイチャー・バイオメディカル・エンジニアリング)」に掲載された。科技日報が伝えた。

論文の筆頭著者で、中国科学院大学准教授の欧陽涵氏は、「このペースメーカーの最大の革新点は、効率的なエネルギー自己生成システムを備えていることだ。内部に小型の『発電機』を搭載しているようなものだ。電磁誘導の原理を利用し、心臓が拍動する際に生じる低周波の運動からエネルギーを回収し、電力へと変換する」と説明。
注目されるのは、このカプセル状のペースメーカーが非常に小型で、人体組織との親和性が高く、拒絶反応や凝血を起こしにくい。低侵襲カテーテルを用いて大腿静脈から心臓内に埋め込むことが可能で、手術による身体的負担を大幅に軽減できる点だ。
欧陽氏は、「このブレイクスルーは、将来的には『人と機械の共生』により、ペースメーカーの使用寿命を心臓そのものと同程度まで延ばし、患者が再手術に伴う苦痛やリスクから解放される可能性を意味している」と述べている。(編集YF)
「人民網日本語版」2026年1月23日
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