中国の変圧器工場、受注が2027年までいっぱい 世界の計算能力構築加速受け

人民網日本語版 2026年02月02日16:32

現在、世界の人工知能(AI)計算能力の構築が爆発的発展期を迎えており、効率と安定性の高い電力供給は計算能力クラスターにとって「生命線」となり、電力設備の変圧器(トランス)は今、計算能力インフラの核心へと大きく飛躍しつつある。中国の広東省や江蘇省などの地域における取材によると、多くの変圧器工場がフル稼働の状態にあり、そのうちデータセンター向けの一部事業では、受注が2027年までいっぱいだという。

世界のAI計算能力センターの爆発的成長により、変圧器が「希少資源」になり、米国市場では納期が50週間から127週間に延びた。広東省仏山市にある電気設備メーカーの工場では、主力製品である乾式変圧器が主にデータセンターなどのシーンで使用され、海外からの受注が急速に伸びている。

仏山市のある電気設備メーカーのマーケティング責任者を務める李霞氏は、「欧米と比べると、当社の納期はその5分の1未満に抑えられている。今は注文がたくさん舞い込んでおり、当社としては海外での売上高の割合を50%以上に引き上げたいと考えている」と述べた。

長江デルタ地域でもフル稼働の状態が出現し、江蘇省のある変圧器工場は受注が2027年末までいっぱいだという。受注製品のうち、中国初の完全絶縁超高圧大容量変圧器は、近々北米市場に発送される見込みだ。

データによると、中国には変圧器産業の企業が約3000社ある。2025年の変圧器輸出総額は前年比約36%増の646億元(1元は約22.3円)に達した。

中国電力企業連合会電力設備分科会の蔡義清事務局長は、「中国はすでに世界一の変圧器生産国であり、世界で最も整った変圧器生産体系を構築しており、産業チェーン全体を自主コントロールできるハードパワーを備え、生産能力は世界の約60%を占める」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2026年2月2日

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